歯科衛生士不足 介護に影 訪問診療まで手回らず

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11864010Z10C17A1TZD000/

歯科医院の間で衛生士の奪い合いが起きていることが大きな要因だ。歯科医院の数は全国で約7万カ所とコンビニより多く、競合が激化している。歯科衛生士の数自体も増えてはいるが、患者数が多く厚待遇を提示できる歯科医院に人気が集まる傾向にある。その結果、5人以上抱える医院がある一方、ゼロか1人だけのところも出てくるなど、衛生士の偏在が進んでいる。

衛生士を取り巻く労働環境も厳しい。大都市圏では平日20時以降まで、さらには週末も開く医院が目立つ。厚生労働省の調査では、常勤の女性衛生士の残業を除く労働時間は看護師より月9時間長い。そのため出産・育児を機に離職する人が多く、25万人以上いる有資格者のうち、実際に働く人は5割に満たない。

衛生士の不足感が高まることで特に影響が懸念されるのが介護が必要な高齢者だ。高齢になると飲み込む力が低下し、細菌が唾液と共に誤って肺に流れ込み肺炎を起こすことが多い。これを防ぐには口腔ケアが効果的だ。

歯科衛生士は数が増えているものの、労働環境が厳しく有資格者の5割しか働いていないとのこと。


「ポケGO」ゲーム市場どう変える ポケモン社長 石原恒和氏 シニアも興味、専用機波及

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11980450R20C17A1TJC000/

「ゲーム業界は『メディア』としても『ゲーム機』としてもスマホが中心になる。スマホの普及台数は10億を超える。専用機とは遊び手の規模のケタが違う。情報も簡単に一斉配信できる。6億人も楽しんでいるのはスマホだからだ」

「実は50~60歳代のシニア層もポケGOをきっかけに初めてゲームに触れている。欧米では特にポケGOからゲームソフトに流れ込む消費者の動きが顕著だ。ゲーム人口は増えている」

「今は世界で同時発売が必須になった。ネットで情報が瞬時に駆け巡るため、発売日が遅れた地域は遊ぶ前に『ワクワク感』が冷めていってしまう。かつては日本の半年後に海外版を出すのが普通だったが、最新作は発売と同時に9言語に対応した」

ゲーム業界は『メディア』としても『ゲーム機』としてもスマホが中心になると見ているようです。


トランプ氏──父から勤労精神 高級車で新聞配達も

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11985970S7A120C1FF8000/

トランプ氏はニューヨーク市クイーンズ区で、ドイツ系の父フレッドとスコットランド系移民の母メアリーとの間に次男として生まれた。若いころから富の拡大と父親を超える立身出世にまい進してきた。

厳格な父から勤労の精神をたたき込まれた。富裕層の子息が厳しいしつけのために送り込まれることが多いミリタリースクールを卒業した。鍛錬の一環で新聞配達もやらされたが、雨や雪の日には父のお抱え運転手付きリムジンに乗って配達したという逸話もある。

女性蔑視発言や他人への中傷などの発言からは想像しにくいのが、5人の子供たちの厳格な父としての顔だ。「たばこ、酒、麻薬の絶対禁止」を子供たちに徹底。金持ちやセレブの子息にありがちなスキャンダルがあまり聞こえてこない。

父としての厳格な一面も。酒もやらないというのが意外でした。人物像もっと深掘りしてみたいです。


今年、動き出す 専業主婦 フルタイム再び IT技能学ぶ/ベンチャー選択/家事能力も強みに

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11770000X10C17A1TY5000/

横浜市の坂本さん(47)は、ソフトウエア販売会社の営業事務職としてフルタイムで働き始めた。世の中でIT化が加速していることが不安だった。そこでパソコン学校に通ってIT技能の習得に励み、「フルタイムの事務をこなせる自信がついた」。

ベンチャー企業に再就職することも選択肢の一つになりつつある。宅配クリーニング運営のホワイトプラスで働く田中さん(48)もその一人だ。歴史が浅いだけに柔軟な働き方を認める企業も多く、家庭状況や就労観に応じて勤務形態や仕事内容を調整しやすい利点もあるようだ。

パソナライフケアに再就職した西尾さん(37)は、家事代行の仕事のほか、スタッフ向けの研修も任されている。生きるのは設計事務所でのキャリアだ。トイレや浴槽、建材などを扱い続けたことで手入れ法も分かる。水道などの部品の外し方はお手の物だ。

それぞれのキャリアがあって面白いです。皆さん心を開いてチャンスを掴んで来たのだろうと思いました。


星のやモデル、アジアへ 初の海外、バリで宿泊施設開業 現場の創意で独自プラン

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11961250Q7A120C1TI5000/

星野リゾートの強みは「マルチタスク」の仕組みだ。マルチタスクで「気づき」を得る機会が増え、顧客目線のサービス提供につながる。星野代表は「スタッフはクリエーターだ」と言い切る。

星野リゾートはバリ進出前にタヒチで既存施設の運営を受託。日本で磨いた接客手法を実践し、海外で通用すると確信した。バリでは日本と同様の研修を受けた現地スタッフが、信仰に使う供え物「チャナン」の手作り体験プランを考えた。

J・D・パワーアジア・パシフィックが実施した16年の日本ホテル宿泊客満足度調査によると、1泊3万5千円以上の部門で帝国ホテル、ザ・リッツ・カールトンに次ぎ、星のやは3番目の高評価だった。効率運営とサービス開発力が集客力向上につながる好循環ができた。今後は異文化の海外でその力が試される。

マルチタスクはどの経営の名著を参考にしているのかが気になりました。実際有効な手段だと思います。


「ギャル系」 中国傘下で開花 日本の個性派ファッション バロック/年100店の大量出店 マークスタイラー/アリババ販売好調

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11958110Q7A120C1FFE000/

中国では多少の出費をしても、周囲と同じ服を着たくない若者が増えている。ベルはバロックがその受け皿になるとみて出資。実際、バロックではTシャツが500元程度(約8300円)と日本より5割も高いが、それでも支持を集める。16年1月期の中国での売上高は前の期比2.5倍の108億円となった。

バロックは17年にも中国でファストファッションの新業態店の出店を始める。既存の業態との合計で年100店以上と、ユニクロ並みの出店をめざす。現在約700億円の売上高の8割以上を日本国内が占めているが、村井社長は「日本国内は将来3分の1以下でよい」と言い切る。

「ムルーア」などのブランドを持つマークスタイラー。14年に中国から撤退したあと、16年4月に上海に現地法人を設立して再進出した。セレクトショップに商品を卸すほか、天猫でも販売を始めた。独身の日の売り上げは計画の4倍。

全然知らない動きでした。MOUSSYのカリスマ店員さんなど発見。中国では多少の出費をしても、周囲と同じ服を着たくない若者が増えているとのこと。


ご長寿に理由あり 長崎ちゃんぽん リンガーハット since1974 国産野菜、女性の心つかむ

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11895330Z10C17A1DTA000/

飽和状態の外食産業でも「ちょい飲み」と「女性」は伸びが期待できる分野。リンガーハットはこの女性の心をガッチリつかむ。女性客比率は約5割。ある牛丼チェーンの2割程度と比べ相当高い。

転機は09年。一度退いた創業一族の米浜氏が前年に社長に復帰し、使用する野菜全てを国産に切り替えた。現場を離れた間、全国の農家を行脚しおいしさに目覚めたのがきっかけという。翌年には麺やギョーザに使う小麦粉も国産化した。

割高になるが安心安全志向を取り込んだ。国産化後、消費増税を挟み東日本では5回値上げし、450円だった長崎ちゃんぽんは626円になった。それでも既存店売上高は平均約103%(16年)と客離れはない。

150円以上も値上げしているのに客離れなし。国産野菜に切り替えたことが本当に大きいようです。


管理職にならない正社員 小売り・外食制度新設 高島屋や吉野家、働き方多様化 人手不足に対応

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ19I0H_Z10C17A1TJC000/

高島屋は地域限定社員を導入する。対象は販売や営業を担当する「セールス職」と事務や企画を担当する「スタッフ職」の現場社員が対象。地域限定社員になると部長などの管理職にはならない。給与や賞与については通常の正社員の90%程度の水準となるが、労働時間や教育メニュー、福利厚生などは同等だ。

吉野家ホールディングスは「吉野家」の従業員を対象に店長にならない「職務限定社員」を導入する。勤務時間も昼間だけなどに限定が可能で、子育てと両立しやすい。年収は通常の社員と比べて5~7割の水準となる。

アダストリアは、店長を目指さず販売の専門職として働き続ける人を正社員化する。店頭スタッフはパートやアルバイトが多い。店長としての責任を負わなくても長く働ける雇用区分を用意し、最大800人規模をパートから正社員にする。

この1,2年で本当に大きく働き方に対する企業側の取り組みが変わってきた気がします。変化の時ですね。


セブンイレブン コーヒーマシン刷新 国内全店でホットラテ提供 年10億杯狙う

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11902860Z10C17A1TI5000/

新型マシンは従来のホットコーヒーとアイスコーヒーに加え、ホットカフェラテも購入できる。一部店舗で試験販売を実施し、好評だったことから新型マシンの導入を決めた。

08年にいち早く発売した日本マクドナルドは、ホットコーヒーを5年ぶりに刷新した。ファミリーマートは16年10月にブレンドコーヒーをリニューアルして以降、いれたてコーヒーの販売数量は前年比1割増で推移。ローソンは16年10月のカフェラテに続き、今年3月にはブレンドコーヒーも刷新し販売拡大につなげる考えだ。

コーヒー激戦ですね。コーヒー国内消費量を調べると、増えてはいますが微増という感じではありました。


ご長寿に理由あり サロンパス 久光製薬 since1934 訪日客を取り込む「神薬」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11850400Y7A110C1DTA000/

日本では当たり前の存在だが、訪日客にかかれば「信じられないスッキリ感」「本当にかぶれない」と神業扱いだ。

発売は戦前の1934年。江戸時代から伝わる万金膏と呼ばれる貼り薬が前身だ。久光以外にも多くが手掛けていたが、原材料の独特の臭いがし、黒い粘着剤が皮膚に残る。そこで久光は「真っ白でメントール臭」という逆の強い個性で売り出した。

サロンパスが癒やす対象は肉体労働の筋肉痛から、デスクワークの肩こりへ――。今では計14種類をそろえ、商品改良を続ける。無論、訪日客の取り込みにも熱心でホームページには昨年早速、中国語のサロンパス紹介が加わった。

発売83年で売上過去最高だそうです。こういう骨太商品には感服します。商品改良という変化も続けているからこそだと思いました。