AIスピーカー、勝機ある? オンキヨー社長 大朏宗徳氏に聞く

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「守備範囲はAIではなく、音を届ける技術だ。得意の音響技術を生かして、国内外全てのAIサービスと組みたい。まず米国でアマゾンのアレクサ対応スピーカーを発売する。国内でもすぐに販売したい」

「部品を集めればAIスピーカーは作れるが、音楽再生中やうるさい自動車内でも声を認識しないと使い物にならない。雑音を除去する音響技術を磨く。オーディオ屋として出力にもこだわる。AIスピーカーは結局のところ音楽再生の時間が最も長いという調査がある。ハイレゾリューション対応など最高の音楽体験を届けられるようにしたい」

「一方で音だけを特長にしていては勝ち残れない。魅力的な機能やサービスを拡充し続ける。例えばメールの読み上げや、声での利用者の特定などだ。常に進化するために、技術・資本提携、買収などあらゆる手段を検討する」

AIスピーカーの台頭は外部要因でしょうから、自らの力で市場を作るようなアイデアが必要かと。


TPP11 凍結項目で溝 著作権や政府調達など 来月会合で詰め

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交渉関係者によると、カナダとメキシコが真っ先に凍結を求める項目のリストを示した。データ保護期間をはじめ50前後の項目が出たようだ。著作権や政府調達の開放などでは結論が出なかった。両国は米国との間でNAFTAの再交渉に入った。TPPの合意内容をNAFTAにも盛り込むよう求める米国をけん制するために、一部の項目を早く凍結したい考えだ。

11カ国すべてが同意した項目は凍結する。医薬品のデータ保護期間と特許期間の延長については一致した。こうした項目はTPP参加国以外にも適用されるため、そのまま発効すれば離脱した米国も恩恵を受けることに不満が高まっていた。凍結することで、「米国もTPPに戻った方が得」とアピールして、米国に復帰を促す狙いもある。

今後の焦点の一つはベトナムとマレーシアの動きだ。両国は追加の要求を出す見込み。両国はもともと米国への輸出拡大を目当てにTPPに参加。米抜き発効に積極的な国とは微妙な距離感が残っている。

TPP11のステータスと、各国の立ち位置や思惑についてざっくり分かりました。対米意識もやはりあるようです。


訪日消費 第2幕 日本人ともっと話したい

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ハラールメディアジャパンによると、ハラル対応のレストランは東京など大都市中心に約800店ある。1~2年で急増した。最近はモスクをスマートフォンで探せるサービスも登場。安心して滞在を楽しめる環境が整ってきた。

訪日客といえば中国人の印象が強いが、伸び率が高いのは東南アジアや南欧などインドネシア人も増えた。訪日2回以上のリピーターが6割を超え、消費の主体は買い物から体験に移っている。国民性や宗教の違いに着目すれば裾野はまだ広がる。

爆買い失速で沈滞ムードが漂った訪日消費。客数増とともに息を吹き返し、訪日消費額は1~6月に2兆円を突破した。この流れを勢いづけるのに何が必要か。観光で大阪に来たプエルトリコ人のパチェコ(29)はこう言った。「英語を話せる日本人が少ないのは残念。日本人ともっと話をして、日本のことを知りたい」

東南アジアだけでなく、南欧からの訪日も増えているというのが新鮮でした。確かに英語はもっと話せないと、ですね。


日本茶、おしゃれに変身 外観は洋風、味も本格的

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ハンドドリップ日本茶専門店「東京茶寮」が開業した。メニューは2種類の煎茶の飲み比べとお茶菓子のセットの一つのみ。目の前で元バーテンダーの店員が専用ドリッパーを使い、淹れる。コーヒー店にいるかのようだ。運営会社ルーシーオルターデザインの青柳社長は「視覚でも楽しめる日本茶の新しい体験を提案したい」と意気込む。

「OHASHI」は、外観からは日本茶のお店とは全く想像がつかない。店に入ると、洋風のかわいさで包まれている。実は1653年創業というから歴史はかなり古い。若者の日本茶離れが進むなか、このままではいけないと内装などを一新。60代以上のお客が大半だったが、最近は30~40代の女性客も増えているという。

紀伊国屋書店の大手町ビル店に併設された「紀伊茶屋」。煎茶や抹茶、抹茶ラテ、抹茶ソフトクリームなどを用意。茶師が厳選した原材料を使う。価格は手ごろだ。大山専務は「味にこだわった本格的なお茶をカジュアルに飲めるスタイルにした」と言う。

どこも東京ならではの尖り具合だと思います。コーヒーが嫌いな人など好まれると思います。


ミサイル対応 政府緊迫 首相「動きを把握」 情報に誤差、分析課題

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安倍首相は首相官邸で記者団に「ミサイル発射直後からミサイルの動きを完全に把握していた」と強調し、情報収集能力の高さを誇示した。

防衛省はミサイルの破片などの落下物はPAC3で迎撃可能と説明する。今回はミサイルの軌道近くに配備されていたPAC3が、ミサイルを射程に収めていたかどうかは微妙だ。ミサイルの飛行ルートの情報に「誤差」が生じたことも課題だ。エムネットは「東北地方の方向に発射された模様だ」としていた。14分後には「北海道地方から太平洋へ通過した模様」とし、当初の飛行方向について情報を微修正した。

防衛省でも、発射されたミサイル情報の分析で混乱が生じた。小野寺防衛相は29日午前、3つに分離したことを確認したと言明していた。夜になって防衛省担当者は「分離していない可能性もある」と修正し、小野寺氏は「分かれたことも含めて分析している」と発言を後退させた。

着弾するまでの約5分をどう逃げるべきかなど、いよいよ物騒になってきました。さすがに不安です。


訪日消費 第2幕 新鮮な地方、SNSで共鳴

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東京や大阪を一通り楽しんだ訪日客の関心が、地方での特別な体験に向き始めた。日本人が素通りする場所でも、彼らには新鮮で特別なものに映るのだろう。「お薦め情報」は口コミで世界に拡散し思わぬ人気スポットが相次ぎ誕生している。

藤の花が名物の「あしかがフラワーパーク」には、ピークの4~5月に15万人の訪日客が押し寄せた。ネットで人気となり3年前の約1万人から急増した。特に伸びが目立つのはタイやベトナムの人たち。運営会社社長の早川は「東南アジアの人はとにかく花が好き。花は強力な観光資源になる」と話す。

鍾乳洞も特別な場所だ。秋芳洞を訪れる外国人も2016年度に5年前の4倍に増えた。韓国から訪れたペ(28)は「地方にこんなに素晴らしい場所があったなんて。韓国語の音声案内もあり楽しめた」と驚く。

実際にどんなハッシュタグで調べているかなど興味があります。東南アジアはインフルエンサーの力もありそうです。


ネット広告、AIで効率化 サイバーエージェント、検索連動しやすく エキサイト、利用者の趣味反映

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サイバーエージェントは自社開発のAIを利用して広告を作る専門組織を設立する。第1弾として検索連動型広告を作成する。同広告の表示を増やすためには、広告を大量に作成する必要がある。作業が膨大で、事実上、人の手だけで対応するのは不可能だったため、AIで広告を大量作成して、検索サイト上に表示される可能性を高める。

エキサイトは自社サイトへの来訪者の趣味・嗜好を分析し、親和性の高い広告を出せるようにする取り組みを始める。自社開発のAIを搭載したシステム「ウィステリア」を使う。

電通はディープラーニングを使って、テレビの視聴率を予測するシステムを開発した。視聴率を予測することで、高い効果が見込める効率的なテレビ広告も可能になるという。

消費者としてネットサーフィンしていても、恐ろしいくらい広告の精度が高まってきているのは感じます。


鳥貴族、人手不足で苦境 28年ぶり値上げ 人件費増、勝ち組も切迫

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鳥貴族の値上げは1989年に250円から280円に引き上げて以来、約28年ぶり。人手確保のためにアルバイトの時給引き上げを迫られているほか、野菜などの価格も高騰もしていることから値上げに踏み切る。

15年に発足させた「280円均一を守ろうプロジェクト」では、タッチパネルで注文できる仕組みを整備した。店舗での働き方もキッチンやホールなどでムダな動きがないかを徹底的に洗い出してきた。

人手不足には国籍を問わずにアルバイトをかき集め対処。ベトナム人は直営店326店(6月末)のアルバイト9400人の3割を占め、都心では店長以外は全員ベトナム人になることもあるほどだ。それほど徹底したコスト削減でも人件費高騰にはあらがえなかった。

仕組みや採用などで徹底的に生産性向上、人材確保をして来たようですが、三重苦に持ち堪えられなくなりました。


訪日消費 第2幕 名前が「富士」でよかった

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「名前が『富士』でラッキーだった」。こういって笑うのは立ち食いそば店「名代 富士そば」を運営するダイタングループ会長の丹。海外でも有名な「富士山」の入った店名が生んだ思わぬヒット。日本を代表するそば店と紹介するガイドブックもある。

ビックカメラAKIBA。店の顔となる1階と2階にあるのはテレビでも携帯電話でもなく、安価な食品と化粧品だ。入り口を入ってすぐの一等地には抹茶チョコレート菓子や大衆薬など中国人に人気の商品が並ぶ。

今も変わらぬ人気なのが、3年前に中国の情報サイトで「日本にいったら買うべき薬」と紹介され、大量買いの対象となった12種の大衆薬だ。参天製薬の目薬「サンテボーティエ」や久光製薬の「サロンパス」、エスエス製薬の「ハイチオールC」が「神薬12」と呼ばれ飛ぶように売れた。最近は商品によって好不調の差も出てきているが、12の神薬のうち最多の5品を持つ小林製薬の知名度は別格だ。

「結局、転売目的の大量買いがなくなっただけだった」で、訪日消費は旺盛ということ。


中小の食品機械、街の飲食店を救う? 作業を効率化、人手不足補う

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秦野市の居酒やきとり呑喜は串物の仕込み作業のほとんどを串刺し機で行う。バイトでも品質が安定する。導入する以前は、1人で何時間もかけてようやく100~150本しかできなかった。今では1時間で150~200本を仕込む。開発したのは串刺し機メーカーのコジマ技研工業。

八木厨房機器製作所はご飯盛り付け機を発売した。盛り付け機の中にご飯をほぐす機構などが入っており、手で盛りつけたようなふっくら感を出せるのが特徴だ。価格は200万~350万円ほどするが、同社の小野営業部長は「パートの人件費の上昇や作業効率の改善を狙って、町の弁当屋からの引き合いがある」と話す。

精電舎電子工業は街のケーキ店向けに、刃の表面を超音波で覆う手持ち式のケーキカッターを開発している。超音波で覆うと刃の表面の摩擦が軽減され、ケーキがきれいに切れる。ケーキは不慣れなパートが切ると形崩れしやすい。パートからは敬遠され、ケーキ店で人手が集まりにくい原因の一つだった。

投資判断ができるかどうかでしょうね。いま人が集まっていても、いずれ生産性向上には取り組まないといけない飲食店もあるように思います。