農業参入 甘くない 吉野家、神奈川で撤退,農地分散で非効率/品質一部満たせず

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGH06H0Z_Y7A600C1EA6000/

事業の継続を諦めたのは、農地が分散していて経営効率が低かったことが一因。神奈川では水田が2つの地域、畑は4つの地域に分かれていた。売り上げを増やすために規模を拡大したことが、かえって効率向上の足かせになっていた。

同社が農業に参入したのは、元店長の働く場所を確保するのが目的だった。本業が外食のため、作物の売り先があるという利点もあった。だが栽培が安定せず、利益を出すことができなかった。

多くのケースで共通なのは、本業のノウハウを生かそうとして参入し、農業の収益性の低さに直面して黒字化に見切りをつける戦略の「甘さ」だ。日本は年間の食品ロスが数百万トンに達するほど供給過剰になっており、農産物の生産で利益を出すのは簡単ではない。

撤退が相次ぎ、農業で黒字化することの難しさが周知されたことで、より志と実利を備えた企業の参入の流れが出来たかと思います。