果物畑 温暖化が迫る変革 新品種の挑戦、量がカギ

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO08980900R31C16A0TZD000/

愛媛県宇和島市は近年、特産の温州ミカンで皮が離れてしまう「浮き皮」や、やけどのような痕ができる「日焼け」など高温による被害が多発している。一方で、気温の上昇で新たな作物の栽培ができるようになった。JAえひめ南はイタリア原産で高温に強いブラッドオレンジの生産を始めた。

毎年、種や苗を植えるコメや野菜なら、高温に強い品種が開発されれば入れ替えは容易だ。気温の上昇に応じて田植え時期をずらすなど対応もしやすい。しかし果物は、一度植えると同じ樹木から数十年にわたって収穫する場合が多い。「桃栗3年、柿8年」と言われるように、植えてから収穫が可能になるまでに時間もかかる。そのため、気候変動への対応には長期的な視点が必要となる。

岐阜県関市で衣料品の小売業を営む古池さんは07年、南米原産のパッションフルーツの苗を地域の商店に配った。夏の直射日光を遮る「緑のカーテン」として利用してもらうためだった。翌年、苗を試しに自分で露地栽培してみたところ、予想以上によく育って実をつけた。10年に生産組合を設立。耕作放棄地を借りて本格的な栽培を始めた。

自然には適応していかないといけないんでしょうけど、同時に栽培技術の進化も促す好機と捉えることもできるかと。