医師の都市集中 歯止め? やりがい・厚遇で地方へ

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO04106280X20C16A6TZD000/

医師の偏在に拍車をかけた、と日本医師会などが指摘するのが、04年度に導入された「新医師臨床研修制度」だ。医学部卒業生の臨床研修は従来、出身大学の付属病院で実施。医局と呼ばれる組織が人事権を握り、関係の深い病院へ医師を派遣し偏在を調整してきた。卒業生が自由に研修先を選べる新制度は、卒業生と病院が希望を出し合える画期的な仕組みだが、予想外の副作用が生まれてしまった。研修内容が充実する東京の病院などに人気が集まり、医師の都市集中に拍車がかかったのだ。

そこで、10年度には都道府県別に定員の上限を設けるなど制度を微修正した。その効果もあって、若い研修医の都市集中が緩み始めた。この頃から、厚遇で医師を迎えようという地方の病院からの引き合いに応じて移籍するベテラン医師も増え始め、医師が都市に集中する現象は、揺り戻しの時期に入ったといえる。

医師のスカウトを手掛ける半蔵門パートナーズの武元社長は全国の病院を巡り、地方に移籍する医師は着実に増えているとみる。東京など都市部の勤務医は報酬も含めた労働条件が必ずしも良くない。その一方で、地方には明確な将来ビジョンを描き、経営力がある病院が登場している。「単身赴任者に帰省手当を出すなど家族に対する配慮も手厚くしている病院が多い。地方への移籍は第二の人生の有力な選択肢になっている」という。

制度の問題が修正され、地方の経営力ある病院の台頭が背景にあるようです。業界事情が把握できました。