不況ブラジル 帰国後の試練 出稼ぎ日系人の就職や子供の教育、現地の民間団体が支えに

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11705290U7A110C1CR8000/

ブラジルには日本からの移民の子孫が190万人住む。ブラジルの最低賃金は月937レアル(約3万4千円)。日系3世までは日本で就労制限のない定住者として認められるため、就労機会を求めて渡航する人が多い。

問題は帰国後だ。親の就職だけでなく、子弟のポルトガル語能力が不十分で、母国での教育システムから漏れかねないリスクがある。日本の雇用情勢が悪化した10年ほど前にも同じ問題が起きたが、公的機関の対策は不十分なままで、民間団体が支援活動を続けている。

映像で問いかけようとする試みも始まった。日系3世の映画監督、吉崎マルコスさんは、両親の出稼ぎに伴い合計10年以上家族が離れて暮らした。13年に両親がブラジルに帰国したときは「家族を一からつくり直すような感じがした」と振り返る。

出稼ぎから帰国後の負の連鎖。特に家族関係を再構築しないといけないのが大きな問題だと思いました。


ブラジル柔道 背負って 五輪開催国鍛える「ユウコ先生」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO04084130W6A620C1CC1000/

5歳のころに柔道を始めた。中学、高校と全国大会で活躍したが、大学では日本代表には縁がなかった。24歳で引退を決め、英語を学ぶため07年にイギリスへ留学。そこで指導者の道が開く。初めはアルバイトがてら、留学した大学の柔道部で教えていた。やがて熱心に指導する姿が英国代表チームの目に留まり、コーチに就任。自国開催となったロンドン五輪で、12年ぶりのメダル獲得に貢献した。

日本人移民が普及に深く関わり、ブラジル社会では柔道が浸透。競技人口は世界最多の200万人とされる。だが裾野が広がるに連れ、当時の代表チームは「基本がおろそかになっている」と危機感を抱いていた。

異国で続く奮闘には夫の陽樹さん(29)と長男の清竹君(2)が寄り添う。一緒に代表チームの練習に向かう日もある。治安の悪さに目が行きがちだが、ブラジル人は概して子供に優しい。「いつも誰かが声を掛けてくれたり、面倒を見てくれたり。育児をしやすい国」と思う。

イギリス留学が転機だったんですね。日本人の力が世界で求められていることに勇気づけられます。


ブラジル政治混乱 深刻 前大統領に身柄拘束要請

969599999381959FE3E39AE5E38DE3E3E2E1E0E2E3E49494E3E2E2E2-DSKKZO9835194012032016FF1000-PB1-1

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM11H71_R10C16A3FF1000/

ルラ氏は2003~10年に大統領を務めた。09年のリオデジャネイロ五輪の誘致成功の立役者だ。ルセフ氏を後継指名しており、現在も政権に強い影響力を誇る。

ルセフ政権の支持率は13年3月には65%と高かったが、今年2月時点では11%まで低下している。ブラジル民主運動党(PMDB)内には、連立の解消を求める声も一部に出ており、与党の基盤は揺らぐ。

疑惑拡大を受けて金融市場はルセフ氏の退任の可能性を織り込み始めた。通貨レアルは10日、対ドルで昨年8月以来の高値をつけた。株価指数ボベスパも終値で昨年8月以来の水準だ。

日本の大企業も撤退せざるを得ない状況。ブラジル政治・経済がかなり危機であることを認識しました。


ブラジル大統領 窮地 経済低迷/汚職疑惑拡大/支持率最低、議会で弾劾の動きも

969599999381959FE0E69AE1988DE0E6E2E5E0E2E3E79494E0E2E2E2-DSKKZO8974338025072015FF2000-PB1-2

969599999381959FE0E69AE1988DE0E6E2E5E0E2E3E79494E0E2E2E2-DSKKZO8974339025072015FF2000-PB1-2

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM24H3J_U5A720C1FF2000/

ルセフ政権が支持率を落としている最も大きな理由は、相次ぐ汚職疑惑だ。ブラジルの連邦検察当局は、ルラ前大統領の捜査を始めたと明かした。建設大手オデブレヒトの経費で外国に渡航し、同社の公共事業受注を支援した疑惑が浮上している。ルラ氏は10年まで2期8年間、大統領を務め、現在も労働党内で影響力が大きい。ルセフ氏を後継者に選んだ人物だけに、現政権が受ける打撃は小さくない。

ブラジル地理統計院によると1~3月の成長率は前年同期比でマイナス1.6%。ブラジルの中央銀行が6月に発表した15年通年の成長率予測はマイナス1.1%で、通年で6年ぶりのマイナス成長に転落する可能性が浮上している。

野党の一部は議会でルセフ大統領の弾劾を模索し始めた。弾劾には上下両院でそれぞれ3分の2以上の賛成が必要だ。現状で連立与党が多数派なので実現する可能性は低いとみられるが、大統領の権限が強いブラジルでは珍しい動きといえる。

ブラジルあまり注目されませんが(でも次の市場)、支持率9%とか悪すぎる。野党も弾劾を模索しているのは異例だそうです。


ブラジル大統領ルセフ氏再選 新中間層を取り込む 市場、経済再生に懐疑的

9695999993819691E0E59AE2E38DE0E5E3E2E0E2E3E69793E0E2E2E2-DSKKZO7896377027102014EA2000-PB1-2

9695999993819691E0E59AE2E38DE0E5E3E2E0E2E3E69793E0E2E2E2-DSKKZO7897194028102014EA2000-PB1-2

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC27H01_X21C14A0EA2000/

今回の選挙でルセフ氏が訴えたのは労働党政権下での社会政策の成果だ。失業率は5%を下回り、歴史的な低水準にある。貧富の格差を示すジニ係数は0.495と、2001年の0.563から大幅に改善した。

勝敗を左右したのは新たに勃興した中間層だ。2000年代前半からの高成長や社会政策で、中間層は約5千万人増えた。足元では人口約2億人の6割程度を占める。こうした人々は生活の質の向上を実感し、引き続き労働党を後押しした。

鉄鉱石など主要輸出品の値下がりで貿易収支は悪化した。国内産業は割安な輸入品の流入に押されている。財政収支も悪化しており、今後は中間層の拡大を支援する社会政策の余地は狭まる。

勃興した中間層からの支持は高いけれども、再選で株価が下げたとのことで市場は冷ややかという感じです。


ブラジル、消える日本人街 移民大国、国の浮沈映す

96959999889DE5EAEBE2E4E0E5E2E0E7E3E2E0E2E3E6868BEBE2E2E2-DSKKZO7890629025102014TY9000-PB1-5

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO78906270V21C14A0TY9000/

ブラジルの日系人は推定160万人。だが現地社会に溶け込み、日系の意識は薄れている。リベルダージの商店も2代目や3代目の多くは勤め人になり、街を離れた。新規の移住や企業進出が細り在留邦人が急減したのも響いた。

一方、約5万人の韓国系は移民が本格化した1970年代から膨らみ続ける。自動車や家電製品の市場シェアが日本をしのぐなど韓国企業の活発な進出も背景にある。

より勢いづくのが約25万人いる中国系。輸出入ともブラジル最大の貿易相手になったのと歩調を合わせ中国籍の新規居住者は10年前の倍以上に増えた。東洋人街の外でも、その存在感は際立つ。

時代の移り変わりですから良いも悪いもないんでしょうけどね。日本人としては寂しいという思いがあるのも分かります。


ブラジル大統領選 経済巡り論戦 女性2氏、決選投票か

969599969381959FE0E59AE3E28DE0E5E2EBE0E2E3E69494EAE2E2E2-DSKDZO7765385028092014FF8000-PB1-3

969599969381959FE0E59AE3E28DE0E5E2EBE0E2E3E69494EAE2E2E2-DSKDZO7765386028092014FF8000-PB1-3

与党のルセフ陣営は経済面での実績をアピールする。「(2011年からの)私の政権で2200万人が貧困層から脱出した」。ルセフ氏が最近の演説で繰り返し言及する数字だ。貧困層向けの家族手当である「ボルサ・ファミリア」の効果で、中間層の比率が足元では55%と、02年(37%)から大幅に上昇したことを訴えかけている。

一方でシルバ氏は足元の経済が停滞している現政権の弱点をつく戦略だ。「金利は高く、成長率は低い。政府は効果のないところに資金をつぎ込んでいる」と批判を強める。

ブラジルも長期的には成長市場でしょうから、政治経済情勢つかんでおきたいです。