欧州の難民危機 ハンガリーの決断、今は昔

96959999889DEBE3EBE0E2E5E3E2E3EAE2EBE0E2E3E7869182E2E2E3-DSKKZO9192072018092015TCP001-PB1-3

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO91920710Y5A910C1TCP001/

ドイツのメルケル首相は、かつてのナチスによる蛮行への反省から、欧州に押し寄せる難民を少しでも受け入れようと考え、難民の受け入れを表明したからです。欧州を目指していた難民たちからは「ママ・メルケル」と絶賛されました。

ハンガリーは、国境を開放した歴史があります。1989年、オーストリアとの国境の鉄条網を撤去しました。東欧でいち早く民主化を進めたハンガリーの新政権は、自国民の逃亡を防ぐために国境に張り巡らされていた鉄条網を恥と考えたからです。その結果、当時の東ドイツ国民は、ハンガリー経由で西ドイツに逃げ出しました。

いまのハンガリーは、多くの難民が自国に入ってくるのを阻止しようと、セルビア国境に鉄条網を設置。かつて自国民に国境を開放したハンガリーなのに、今度は難民の受け入れを認めようとしません。歴史とは皮肉なものです。

ハンガリーの対応の背景や真意が今いち分かりません。これも歴史を観ないと本質はつかめませんね。