韓国、人気旅行先首位に日本 「片思い」に経済界嘆き節

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22119160R11C17A0FFE000/

17年1~8月に日本に来た韓国人は466万人と前年同期比約42%増えた。今年は17年通年で700万人に達する可能性がある。14年は通年で約275万人だった。直近3年間の増加数と増加率は中国と肩を並べるほどで、韓国の日本熱がいかに高いか伝わる。

反対に日本人の韓国旅行には熱気がみられない。17年1~8月に韓国を訪ねた日本人は前年同期比4%増の約150万人。年341万人が訪韓した12年をピークに低迷が続く。

背景には北朝鮮問題のほか、従軍慰安婦問題などを積極的に取り上げる韓国政府の方針により、日本人が韓国を敬遠している実態が見え隠れする。問題は、日本人のこの微妙な感情が、韓国人にはピンとこないことだ。韓国の人々は、政治家やメディアが問題提起すれば同調するが、普段は日本の食や温泉によほど強い関心を寄せている。

韓国人は歴史問題とレジャーなどは切り分けて考えると聞いたことありますが、まさにそれが反映されています。


日本は中国の反面教師か

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22032850X01C17A0EA3000/

胡錦濤氏は、少しずつでも党内民主を進めようとしていたフシがある。党員のあいだで、党内民主への期待がいっとき高まったのは確かだ。しかし、そうした期待はすぐにしぼんだ。隣国で繰り広げられるドタバタ劇は、民主主義の欠点をさらけ出したようにみえたのだろう。

習氏も、党内民主には積極的でないようにみえる。16年には、党の規律強化を定めた条例から「党内民主の発展」という文言を削除した。党大会で、新たな指導部をだれがどう決めるのかは相変わらずブラックボックスのままだ。

議会が首相を辞めさせられる議院内閣制は、米国型の大統領制に比べて安定性に欠ける。そんな欠点を補うために、首相に解散権があると中国社会科学院日本研究所の高氏はみる。衆院議員はいつクビにされるかわからないから、首相を簡単に辞めさせられなくなるというわけだ。トップの権力を強めるという意味で、中国も受け入れられる考え方なのかもしれない。

なるほど、党内民主の考え方が中国共産党でどのように捉えられてきたか少し分かりました。


フレックスジャパン ASEANでシャツ店 オーダー強化 品質勝負

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21739120Q7A930C1TJE000/

背景には日本で培った技術力がある。欧州に比べ湿度が高い日本で戦ってきたフレックスジャパンは高温多湿地域向け商品開発で冷涼な欧州の企業より先行している。高温多湿のASEAN地域での商品展開を新たな柱に育てる計画だ。

矢島社長は「海外販売を強化する理由は2つ」と話す。1つはネット販売が増え、市場の国境がなくなったこと。日本のアパレル業界も海外勢の攻勢にさらされている。海外で競うことで敵を知ることが目的という。もう1つはASEANという新しい市場を早めに確保するためだ。

目指すのはシャツの脱コモディティー化だ。既製品は新興国製などとの価格競争リスクを常に背負う。既製品より難度が高く、価格競争になりにくいオーダーシャツ事業を強化し、ASEANの中でもオーダーの比率が高いインドネシアでは同国の自社工場でオーダー製品が作れるようにする。

非常に独自戦略ですが、どんな先見やきっかけがあってASEAN展開をしたのかを知りたいと思いました。


訪日需要眠る「夜遊び経済」 ライブやショー、深夜まで 20年に4000億円市場

https://www.nikkei.com/article/DGKKASDF08H0W_U7A920C1NN1000/

品川のホテルで催された「WA!」。しかけたのはアミューズ。「日本には外国人向けのエンターテインメントがない」との問題意識があり、構想を練り始めた。夕食後から終電までを意識し、最も遅い公演開始時間を午後8時とした。アミューズ総合研究所の辰巳主席研究員は「観光、宿泊、エンタメを一緒に楽しむモデルケースにしたい」と話す。

訪日客は日中は観光に忙しいが夕食後は時間を持て余している。めぼしい夜遊び拠点は海外でも頻繁に紹介される新宿の「ロボットレストラン」と原宿の「カワイイ モンスターカフェ」くらい。空白地帯に大手企業が触手をのばし始めた。

市場規模は不明だが、A・T・カーニー日本法人の梅沢会長は「訪日客が夜に1万円多く使えば2020年に4千億円を見込める」と語る。夜遊び経済に詳しい斎藤弁護士は「風営法改正で、一定のルールのもとにダンス営業などが朝まで認められるようになり、大手資本が参入しやすくなった」という。

以外な市場。日本は逆にやらないという手もあると思いますが。ロボットレストランは盛況そうですね。


韓国、弱い政府の泥縄 徴用工や慰安婦の合意軽視 市民団体席巻、底流に保革分裂

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO20628580R30C17A8EA1000/

韓国は87年の民主化以降、軍事独裁時代の反省から「官」の力が低下した。帝王と称される大統領の一方で「弱い政府」が特徴だ。とりわけ革新系政権下では、政府間の合意より人権を重視する立場が支持される。弱い政府が極度に恐れるのが民心だ。道路や国有地に無許可の慰安婦少女像や徴用工像が置かれても、行政は民心の反発を恐れて撤去に二の足を踏む。

合意軽視の風潮は分断国家の内部対立が底流にある。日本との請求権協定や慰安婦合意に導いたのは朴父娘。歴代保守政権の政策を「積弊」と呼び「積弊の清算」を訴えて当選した文氏は「そのまま受け入れるわけにはいかない」(周辺)。保守と革新が交互に政権を握った韓国は政策の継続性が保たれにくい。

日本政府への反感が「日本嫌い・日本人嫌い」につながらないのも韓国人の特徴だ。韓国人は日本人とわかると得意げに日本語で話しかけてくる。日本人の印象は総じて好意的。「日本に対して過去と現在、歴史とその他を使い分ける『ツートラック』の国民性」(大学教授)がある。

韓国の政治、人々を知るのに非常に有用な記事でした。日本人として理解しておくべき内容だと思います。


EU離脱、懸念拭えず 日本企業、英関税を不安視 日英共同宣言

https://www.nikkei.com/article/DGKKASFS31H5A_R30C17A8EA2000/

「実際に離脱がどう進むか見えないと、影響を予想しにくい」(経済官庁幹部)との声は根強く、企業などが新しい投資に及び腰になる可能性はある。メイ氏の訪日にあわせ、政府間の協調は演出したものの、日本企業の不安が拭いきれたとはいえない。

部品など大陸欧州からの輸入品に高い関税がかかれば、英国を拠点にした生産体制は見直しを余儀なくされる。英国はEUと新協定を結び、同じような恩恵を引き続き受けられるとするが、EUが応じる保証はない。

メイ氏が念頭に置くのはFTAの締結。英国に有利な条件を引き出し、EU離脱の効果を国民にアピールする狙いがある。ただ両政府の間には温度差がある。日本側は大枠合意したEUとのEPAを優先し、まずは日欧EPAを早期に発効させたい考え。英国との交渉は後回しにせざるを得ない。

EUとの離脱交渉がこれからの中でなぜこのタイミングで来日?と思いましたが、FTAの締結で成果が出したいのだと理解しました。


訪日消費 第2幕 日本人ともっと話したい

https://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ25I96_V20C17A8EA1000/

ハラールメディアジャパンによると、ハラル対応のレストランは東京など大都市中心に約800店ある。1~2年で急増した。最近はモスクをスマートフォンで探せるサービスも登場。安心して滞在を楽しめる環境が整ってきた。

訪日客といえば中国人の印象が強いが、伸び率が高いのは東南アジアや南欧などインドネシア人も増えた。訪日2回以上のリピーターが6割を超え、消費の主体は買い物から体験に移っている。国民性や宗教の違いに着目すれば裾野はまだ広がる。

爆買い失速で沈滞ムードが漂った訪日消費。客数増とともに息を吹き返し、訪日消費額は1~6月に2兆円を突破した。この流れを勢いづけるのに何が必要か。観光で大阪に来たプエルトリコ人のパチェコ(29)はこう言った。「英語を話せる日本人が少ないのは残念。日本人ともっと話をして、日本のことを知りたい」

東南アジアだけでなく、南欧からの訪日も増えているというのが新鮮でした。確かに英語はもっと話せないと、ですね。


ミサイル対応 政府緊迫 首相「動きを把握」 情報に誤差、分析課題

https://www.nikkei.com/article/DGKKASFS29H72_Z20C17A8EA2000/

安倍首相は首相官邸で記者団に「ミサイル発射直後からミサイルの動きを完全に把握していた」と強調し、情報収集能力の高さを誇示した。

防衛省はミサイルの破片などの落下物はPAC3で迎撃可能と説明する。今回はミサイルの軌道近くに配備されていたPAC3が、ミサイルを射程に収めていたかどうかは微妙だ。ミサイルの飛行ルートの情報に「誤差」が生じたことも課題だ。エムネットは「東北地方の方向に発射された模様だ」としていた。14分後には「北海道地方から太平洋へ通過した模様」とし、当初の飛行方向について情報を微修正した。

防衛省でも、発射されたミサイル情報の分析で混乱が生じた。小野寺防衛相は29日午前、3つに分離したことを確認したと言明していた。夜になって防衛省担当者は「分離していない可能性もある」と修正し、小野寺氏は「分かれたことも含めて分析している」と発言を後退させた。

着弾するまでの約5分をどう逃げるべきかなど、いよいよ物騒になってきました。さすがに不安です。


訪日消費 第2幕 新鮮な地方、SNSで共鳴

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO20534530Z20C17A8EA1000/

東京や大阪を一通り楽しんだ訪日客の関心が、地方での特別な体験に向き始めた。日本人が素通りする場所でも、彼らには新鮮で特別なものに映るのだろう。「お薦め情報」は口コミで世界に拡散し思わぬ人気スポットが相次ぎ誕生している。

藤の花が名物の「あしかがフラワーパーク」には、ピークの4~5月に15万人の訪日客が押し寄せた。ネットで人気となり3年前の約1万人から急増した。特に伸びが目立つのはタイやベトナムの人たち。運営会社社長の早川は「東南アジアの人はとにかく花が好き。花は強力な観光資源になる」と話す。

鍾乳洞も特別な場所だ。秋芳洞を訪れる外国人も2016年度に5年前の4倍に増えた。韓国から訪れたペ(28)は「地方にこんなに素晴らしい場所があったなんて。韓国語の音声案内もあり楽しめた」と驚く。

実際にどんなハッシュタグで調べているかなど興味があります。東南アジアはインフルエンサーの力もありそうです。


訪日消費 第2幕 名前が「富士」でよかった

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO20483590Y7A820C1EA1000/

「名前が『富士』でラッキーだった」。こういって笑うのは立ち食いそば店「名代 富士そば」を運営するダイタングループ会長の丹。海外でも有名な「富士山」の入った店名が生んだ思わぬヒット。日本を代表するそば店と紹介するガイドブックもある。

ビックカメラAKIBA。店の顔となる1階と2階にあるのはテレビでも携帯電話でもなく、安価な食品と化粧品だ。入り口を入ってすぐの一等地には抹茶チョコレート菓子や大衆薬など中国人に人気の商品が並ぶ。

今も変わらぬ人気なのが、3年前に中国の情報サイトで「日本にいったら買うべき薬」と紹介され、大量買いの対象となった12種の大衆薬だ。参天製薬の目薬「サンテボーティエ」や久光製薬の「サロンパス」、エスエス製薬の「ハイチオールC」が「神薬12」と呼ばれ飛ぶように売れた。最近は商品によって好不調の差も出てきているが、12の神薬のうち最多の5品を持つ小林製薬の知名度は別格だ。

「結局、転売目的の大量買いがなくなっただけだった」で、訪日消費は旺盛ということ。