スリランカ、日・インドと関係強化へ 大統領にシリセナ氏「中国一辺倒」脱却狙う

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ラジャパクサ前政権は中国が経済面で支えていたが、新政権には隣国のインドが接近してくるとみられる。2009年にスリランカへの最大の支援国の座を中国に奪われた日本も多額の政府開発援助(ODA)などの供与を続けている。14年9月には日本の首相として24年ぶりに安倍晋三氏がスリランカを訪問した。

前政権には内戦時、少数派タミル人への戦争犯罪に関わった疑いが浮上している。国連が真相究明を求め、欧米との関係は良好でなかった。国際社会で孤立しかかっていた前政権に手を差し伸べたのが中国だ。ラジャパクサ氏の地元、南部ハンバントタの港湾開発を支援するほか、高速道路の建設をはじめとする経済援助に力を入れてきた。シリセナ氏は、こうした中国一辺倒の外交を疑問視していた。

中国はスリランカを含むインド洋沿岸の港湾整備を進める「真珠の首飾り」戦略を進める。これにはインドが反発し、スリランカの鉄道敷設に協力するなど援助競争を展開してきた。インドは同国南部にタミル人を多く抱えており、スリランカ情勢には敏感だ。今後はシリセナ新政権への経済支援を一気に増額する可能性が指摘されている。

インドやスリランカなど、国民が意思を持って新政権を選択しているのを感じます。


海上安保協力を強化 日スリランカ首脳会談 巡視艇供与へ調査 中国を意識 地デジに円借款137億円

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海上安全保障などを話し合う関係省庁の局長級協議を新設し、日本の巡視艇供与の調査に入る。地上デジタル放送の整備などで約137億円の円借款の交換公文に署名した。

日本にとってスリランカは経済、安保の両面で重要な場所にある。中東産油国や東アフリカ市場との中継地点にあたり、中東・東アフリカ沖を航行する民間船舶が海賊対策で警備要員を乗せる際の拠点の一つだ。スリランカはインド洋の物流拠点をめざしている。同国の沿岸警備庁は10年に始動したばかりで、外洋に面した島国で高い海上保安能力を持つ日本に支援を求めていた。

インド洋沿岸国に港湾拠点を確保する「真珠の首飾り」と呼ばれる戦略を進める中国もスリランカに秋波を送る。09年のスリランカ内戦終結後に高速道路の整備や港湾・空港の大型開発などで援助を拡大し、08年まで最大の援助国だった日本を支援規模で上回る。

バングラデシュにいたかと思いきやスリランカへ。安倍外交積極的。地理的な要衝ということで各国が秋波を送っている様子ですね。