対ロ、事態の深刻化回避 米トルコ首脳会談で一致

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM01H85_R01C15A2FF1000/

オバマ氏はトルコの行動に一定の理解を見せつつ、ロシアとの緊張が高まる中、関係悪化を回避するよう呼びかけた。ISへの原油密輸や外国人戦闘員の流入を防ぐためシリア国境の管理強化も要請した。エルドアン氏は対ロ関係を巡り「外交的な解決策を模索している。緊張は避けたい」と応じた。

AP通信などによるとプーチン氏は、パリでの記者会見で「(ISの)原油がトルコ領内に入った追加情報を得た」と指摘。撃墜はトルコがISからの原油密輸ルートを守るためだったとの説を披露した。

一方でエルドアン氏は「中傷だ」とプーチン氏を非難。仮に密輸が事実であれば「地位にはとどまらない」と辞任を明言した。証拠が見つからなければプーチン氏の辞任も暗に求めるなど批判の応酬が続く。

ISにとって少しでも有利になる状況は避けたいところですが、各国の利害関係、主導権争いも絡んで相当危機的な感じです。


「イスラム国」包囲に亀裂 トルコがロシア軍機撃墜 シリア巡る対立背景 プーチン氏「裏切りだ」

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM24H94_U5A121C1EA2000/

ロシアはアサド政権を支援するため、IS掃討の名目でシリア領内の空爆を開始した。実際にはアサド政権と敵対する反政府勢力も標的にしているとされ、トルコのエルドアン政権はトルコ系トルクメン人も空爆されているとして不満を募らせていた。

トルコは反アサド政権で米欧などと歩調を合わせるが、IS掃討よりもアサド政権を支援するイランや、エルドアン政権と対立するクルド人の勢力をそぐことに主眼を置く。パリの同時テロを契機に欧米とロシアの協調機運が高まり、アサド政権の存続の是非を巡る問題が棚上げされることを懸念する。今後の交渉をにらみ、存在感を示すためにこのタイミングでロシア軍機の撃墜という強硬策に踏み切ったとみられる。

プーチン氏がトルコ側を強く非難した背景には、自国軍機への攻撃を不問に付せば政権の求心力が低下しかねないとの危機感があるとみられる。国際社会の敵であるISへの協力疑惑を持ち出すことで、トルコに対して外交的に優位な立場を確保する狙いも透ける。

トルコ側にロシアに対してたまっていた歴史的な鬱憤が暴発したものと思われます。負の連鎖が起きなければよいですが。


クルド人とは? 国持たない世界最大民族 トルコ総選挙を控え緊張

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG25H63_V21C15A0CC1000/

国を持たない世界最大の民族と呼ばれ、トルコ、イラン、イラク、シリアにまたがり2500万~3000万人が暮らすとされる。イスラム教徒が大半を占める。もともとは旧オスマン帝国の領域内に暮らしていたが、第1次大戦中に英仏ロシアの3カ国が同帝国の分割を決めた密約、サイクス・ピコ協定などによって定められた国境線で分断された。

トルコでは全人口7800万人の2割程度を占めるとされる。1923年のトルコ建国以降、歴代の政権はクルド語教育や放送の禁止などを通じ、同化政策を推進した。クルド人の多い南東部、東部地域とイスタンブールなどや地中海沿岸地域では経済格差も大きい。

6月の総選挙で与党・公正発展党(AKP)が議席を大きく減らし、02年の政権獲得以来初めて過半数割れした。原因となったのが、従来支持基盤としてきたクルド人有権者の離反と、国民民主主義党(HDP)の躍進だった。その後の連立協議はまとまらず、エルドアン大統領はやり直し選挙の実施を決めた。

親交国の日本でこのようなことが起きるとトルコにとっても具合が悪いでしょうね。今は総選挙でそれどころじゃないんでしょうか。