転職者300万人回復 昨年、中高年中心に7年ぶり 40代に即戦力需要

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS17H4T_X10C17A2EA2000/

90年代以降、パートや派遣など雇用期間が不安定で転職率の高い非正規雇用の割合が上昇し転職市場も成長を続けた。こうした「転職は非正規が主役」という常識も崩れかけている。転職者数に占める35歳以下の若年層の割合はこの10年で低下が続く一方で、大きく存在感を増しているのが中年層だ。

今の40歳前後は就職氷河期に採用試験を受けた人が多い。企業内で経験を積んでマネジメント能力を高めた人材が上の年齢層よりも手薄とされ、管理職を外部に求めるケースが増えたようだ。企業が海外経験の豊富な中年層に人材を見い出している面もある。

人材争奪で転職市場がさらに活性化すれば賃金の上昇圧力も強まる。企業は固定費増につながるが、家計の所得は増えて回復の鈍い個人消費を刺激しそうだ。中年層を含む雇用の流動化で中長期的には「生産性の高い業種や企業に人材が流れ、日本経済の潜在力を押し上げるきっかけになる」(第一生命経済研究所の星野氏)。

転職35歳の壁はもう崩れています。40代が能力的にはいちばん脂が乗っているのは明らかだと思います。


転職最前線 質重視、「良縁」求む 社員が知人紹介/AI診断

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12307290Q7A130C1TQ4000/

結婚式場運営のノバレーゼは社員が知人や前職の同僚らを紹介する制度を導入した。転職市場には出てきていない眠った人材との出会いを狙っている。こうした手法は「リファーラル採用」と呼ばれ米国では約8割の企業が導入しているとされる。

エージェントを介さない採用に力を入れる企業が増える中、人材サービス会社はマッチングの精度向上に取り組み出した。インテリジェンスはDODAでAIを導入。過去の約400万の利用データを基に年齢や性別、経歴などを200の変数にして分析し、求職者ごとに最適な求人を提案する機能を改善した。

エン・ジャパンは企業で実際に働く社員の口コミを紹介するサイト「カイシャの評判」と、求人情報を連携させている。あらかじめ会社の実情を知って応募してもらえば転職後のミスマッチが解消できるためだ。

採用の方法かなり多様化しています。色んな入り口やツールを駆使して多様な人材と出会うというやり方が良いと思います。


転職「35歳限界」、IoTが崩す 12月の中途採用求人、25カ月連続最高 IT精通、50代でも/業種幅広く

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「最新技術を持っていれば40~50代でもあっという間に行き先が見つかる」。ある求人サービス会社の幹部はこう明かす。IT人材では「35歳転職限界説」は完全に崩れているというのだ。インテリジェンスによると12月の求人倍率は全体が前月比0.34ポイント上昇の2.93倍だったのに対し「技術系(IT・通信)」は1.09ポイント上昇の9.29倍。

IT人材は異業種に散らばっている。IoTの活用は共通テーマ。「リクナビNEXT」の藤井編集長は「IoTやAIを外部任せにせず、社内で技術者を抱える動きが強まっている」と話す。こうした人材は40代でも引く手あまたなのだ。

「また戻りたいのですが……」。富士通の人事部門にこんな連絡が増えている。契機は「カムバック制度」。転職しても5年以内なら復職できる。17年3月期の中途採用計画は前期と同程度の100人。カムバック歓迎は、それでも人材の不足感を補えないからだ。

IoTやAI人材は内部で抱える動きが強いとのこと。範囲が広く仕事内容が見えてきませんが、どんな職種があるか等興味あります。


新卒採用 中小の負担軽く ミライセルフ、クイズ使い適性診断 DYM、説明会ページに誘導

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採用支援のミライセルフのマッチングツール「mitsucari」。ミライセルフは社会心理学に基づくツールを提供する。社員に適性クイズを実施。AIを使って価値観やキャリアの志向性などの傾向を精緻に分析する。そのうえで学生にも同じクイズを受けてもらい、活躍社員に近しい傾向にある学生を見つける。

DYMが開催した採用イベント。部屋に5つテーブルが設置され就活生が約10人ずつ座る。採用担当者はテーブルを回り、学生に自社の魅力を伝えられる。大規模な合同説明会の場合、知名度に劣る中小企業のブースを訪れる学生は多くない。

イグナイトアイは採用担当者の悩みを解決する採用管理システムを提供する。採用チャネルごとの応募や選考状況だけでなく、男女や文理別の数字もすぐ分かる。

採用分野でももうAIが当たり前になってますね。ミツカリなんか面白いと思いますが、イノベーションという点ではどうでしょう。


サラリーマン、農を担う 相次ぐ企業参入 雇用22万人 「選ばれる産業」には遠く

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07405490Y6A910C1NN1000/

就農人口はこの10年ほどで100万人以上減り、200万人を割り込んだ。担い手はこの先も減り続けることが確実視されているが、実はそれと同時に進んでいるのが農作業などに従事する「サラリーマン」の増加だ。「常雇い数」は、10年で9万人以上増えた。農業法人はこの10年で倍増した。

農業は季節によって作業量が変動しがち。稼ぎ時に波がある農業法人は多い。安定した待遇を望む求職者とは乖離が生じやすい。その隙間を埋めようと、アルバイトの争奪戦が熱を帯びている。ビズリーチが実施した調査が話題となった。「接客」「配膳」「仕分け」といった常連組に続く4位に、つぼみを間引きして花や実を大きくする園芸作業「てきらい」が入った。求人の増加率は1.6倍。「農作業」の求人も1.55倍に増えた。

農業の「稼ぐ力」も高まっていない。茨城県の法人では正社員の基本給の相場は「17万~18万円程度」(同県の農業向け人材仲介業者)。日本農業法人協会によると、売上高1億~3億円の農業法人の14年の従業員1人あたり売上高は1487万円と、10年前と比べて28万円増にとどまった。流通構造が複雑な肥料や農薬といった資材の平均価格は韓国の2~3倍にもなる。農水省によれば14年の平均的な農業法人は各部門が軒並み営業赤字だった。補助金や共済金で穴埋めするケースが多い。

ビズリーチ調査の求人4位に摘蕾が入ったのは興味深いです。コメは特に稼げないんですね。


娘が就活 父は気づいた 管理職として適性伸ばす環境つくる 思わぬ留年。多様な「入り口」示したい

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06439140U6A820C1TY5000/

「接客業が本当に務まるのか」。積水ハウスの吉田さん(52)は、長女が携帯電話販売会社に就職を決めたとき、ひそかに懸念した。働き始めると心配は吹き飛んだ。「非常にいきいきしている。こんな適性があることに気づいていなかった」娘の就職をきっかけに、部下育成の考え方が変わった。「専門性だけにとらわれず、幅広い仕事を経験させることで新たな可能性が広がる。その中で適性を見つけ、伸ばしていくのがマネジメントの役割」。

「やりたいことが見つけられなかったから、今年は留年する」。三井住友海上火災保険の産本さん(50)は、就活中の長女にそう告げられ言葉を失った。気持ちを抑え、娘の決断を受け入れた。「会社に入り出世するという単線経路の男性と違い、女性には多様な選択肢がある。選べるからこそ、決めるのも難しいのだと思った」。ロールモデルの重要性にも改めて気づかされた。会社で率いる部署は7割が女性。多様なキャリアの女性が活躍している。「様々なロールモデルを、会社全体に発信すべきだと思うようになった」

「娘たちにはずっと『手に職を』と言ってきた」と話すのは戸田建設の早川さん(57)。生命科学を専攻した長女は修士を終え製薬会社に就職。次女は看護大学を出て看護師として働く。活躍する女性がまだ少ない建設業界。特に女性が少ない設備設計部門を率いるが、2人の女性部下を持つ。うち一人は、復帰したばかりのワーキングマザーだ。「設計も『手に職』の仕事。とにかく続けてもらいたい」両立支援制度を利用しやすい環境をつくることが自分の役割だと話す。「子どもを持って働き続けるのが当たり前、という風土を根付かせたい」

家族であり部下を持つからこその感じ方があるのだろうと思います。可能性を広げる点では、既に働いている人でも、お試し就職といったものがあればよいなと思いました。


独身アラフォー、4割が非正規 氷河期世代、影響いまだに 少ない貯金・介護 募る不安

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06260230Z10C16A8TY5000/

41%が非正規で働いていることになる。05年時点では27%だった。なぜこれほど急増したのか。まず、結婚しない人が増えた。男性の雇用も不安定になるなかで、結婚して専業主婦になる道も狭くなった。独身のまま働き続けるアラフォーが増えた。

この世代独自の影響もある。就職氷河期世代にあたる。女性はそのあおりを強く受けた。労働政策研究・研修機構の高橋研究員は「主に女性が就いていた事務職などが、バブル崩壊後どんどん非正規に置き換わっていった。急な時代変化のなかでキャリア形成がうまくできなかった女性が多い」と指摘する。

横浜市男女共同参画推進協会がインターネットを通じて調査したところ、35~44歳の独身非正規の女性の7割近くが年収250万円以下だった。非正規で働く理由は「正社員として働ける仕事がなかったから」が約6割でトップ。特に35~39歳では回答者の約6割が大卒以上にもかかわらず、約7割が初めて就いた仕事が非正規で当時の採用環境の厳しさが浮き彫りになった。

独身&非正規&アラフォーというトリプル構造。一方で女性の力が求められている社会でもあるので、やはりマッチングの問題でしょうか。


採用苦戦、もがく中小 短期決戦、独自の工夫 3Kの印象を払拭/インターン拡充/技術職に文系

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06146310W6A810C1TI1000/

アルミ加工の常磐鋼帯は工場に装着型ロボットを導入。製造現場につきまとう3K職場のイメージ払拭をアピールする。

金属加工の浜野製作所は8月下旬から大学生18人を受け入れる。自社が開発に関わる福祉用ロボットや食品の製造装置について改善案を学生に考えてもらう。

ビルの空調、給排水設備などを設計・施工するローヤルエンジニアリングは現場職の採用範囲を文系の学生にまで広げた。入社後は建築設備の専門学校に通わせて設計の基礎を学ばせる。これまで経済学部などから8人を採用した。

チャンスでもあると思います。アイデアや独自性のある中小はいくらでも打つ手あるんじゃないでしょうか。


氷河期世代 最後の就活 環境改善、正社員に道

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO03816520Q6A620C1TZD000/

「バブル世代がどんどん乗り込んでいった会社というバスのドアが目の前で閉まった世代」。「リクナビNEXT」の藤井編集長は氷河期世代をこう表現する。バブル崩壊後、企業は急速に新卒者の採用を絞り、若者は行き先を失った。総務省の調査によると35~44歳で非正規で働く人は約390万人。うち約2割は不本意ながら非正規を続けている。

だが、ここに来て採用の環境が改善し、氷河期世代の意欲をかき立てている。2015年の有効求人倍率は平均で1.20倍と24年ぶりの高水準となった。リクナビNEXTの藤井編集長は「人手不足に加え、いびつな年齢構成を修正しようとする企業が増えている」と話す。だからといって、大手企業に簡単に入れるわけではないが「現場のリーダーなどでまじめにやってきた人には、20年ぶりにドアが開いた」と見る。特に中小企業に聞くと「大切なのは人柄。年齢や正社員の経験は関係ない」という声は多い。

もう一つ、氷河期世代の背中を押すのが老いていく親の存在だ。団塊ジュニアにも重なる氷河期世代は、親と同居するなどして生活を維持してきた面がある。NPO法人、育て上げネットの蟇田さんは「氷河期世代の子どもを持つ親からの相談がここ2~3年増えている。親も70~80代を迎える中で、まだ子どもが家にいることに不安を覚えている」と明かす。

けっこう元気な世代ですから、能力の高い人も多いと思います。いびつな年齢構成を修正しようとする企業も増えているそうです。


地元志向、親のため? 進学・就職…少子化で異変

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO00292720Q6A430C1TZD000/

「一番は親の影響。少子化でみんな長男長女という時代ですから」と語るのは、熊本大学キャリア支援課長の日和田さん。同大では三大都市圏に就職する学生は10年前に約3割いたが今は2割に減った。金沢大学では石川県内の就職率が10年前より5ポイント増え34%になった。留学を経験し、全国や海外で活躍する層と二極化する傾向があるという。

子どもの方も親の期待に応えている様子がうかがえる。就職情報サービスのマイナビの2015年の調査では地元就職を希望する理由は「両親や祖父母の近くで生活したいから」が1位。

若者の地元志向は人口減に悩む地域には希望の星だ。そのため、行政はつなぎとめに必死となっている。香川県では地元就職した学生に奨学金の返還を一部免除する制度を始めた。15年度からは国の後押しもあり、同様の取り組みが鳥取県や徳島県などに広がる。なかには子どもの地元就職を促す親向けのセミナーや大学生に地元結婚を啓発する授業など、やや脱線気味のサービスもみられる。

長男長女が多いのも大いに関係あると思います。保守派と海外などへの外向き派と2極化しています。