メルカリ、フェイスブック幹部をスカウト

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17954010R20C17A6TI1000/

同氏はメルカリ創業者の山田会長兼CEOとともに、米国を中心とする海外事業を軌道に乗せる重責を担う。

スウェーデン出身のラーゲリン氏はNTTドコモや米グーグルを経て、2014年にフェイスブックの副社長に就任。ザッカーバーグCEO直属の幹部約20人で組織する「Mチーム」メンバーの一人として、新規事業開発や渉外などを担当してきた。

流ちょうな日本語を話すラーゲリン氏は、「日本のサービスが海外で成功するのは難しいというジンクスを破りたい」とコメント。山田氏は「グーグルとフェイスブックで培った経験と人脈を生かし、世界で成功する上で我々に足りない部分を補ってもらいたい」と述べた。

朝から多方面で話題になっています。山田さんの採用交渉力がすごく高いということでしょう。


ウーバー 危うい企業文化 不祥事頻発、創業CEO休職か 急成長の陰、負の側面露呈

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ12IQO_S7A610C1TJ2000/

問題の原因はウーバーの好戦的な姿勢にあると指摘される。手段を選ばず競争に勝とうとする社風のことだ。昨年末には米カリフォルニア州で当局に届けず自動運転車の相乗り実験を始めた。幹部は「ルールはこうやって変えていくものだ」と話す。規制に縛られて開発が遅れるのを嫌い、あえて届け出なかった。

管理や成熟を嫌い、体制に反抗を続ける若さが残る。それが良い方向に出た初期のウーバーは運送サービスに「分け合う」考え方を持ち込み世界を変えたと評される。

ただ負の側面を改善する道筋は見えない。熱心な慈善活動で知られる米セールスフォース・ドットコムのベニオフCEOに「ウーバーに心はあるのか」と指摘されたこともある。シリコンバレーでは有力ベンチャー創業者は「メンター」と呼ばれる先輩起業家の助言を受ける。カラニック氏にはそうした人物が見あたらない。

規格外のアウトローという感じですが、それも限界でこれから統治段階に入っていくんでしょうね。


スピーチの秘訣とは 具体例で共感と説得力

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17232890S7A600C1TCL000/

祝辞の冒頭、ザッカーバーグ氏は、「あなた方は僕ができなかったことを成し遂げた」と卒業生を持ち上げます。本人は中退したので卒業できなかったことをネタにした自虐的なギャグです。これを受けて私は、「君たちも将来、海外でスピーチをすることがあるだろう。そのときにはジョークで笑いを取ってから始めなさい」とアドバイスしました。

ザッカーバーグ氏は、さらに自虐的ギャグを積み重ねます。自身がハーバードで最初の授業に出席する際、Tシャツを前後逆に着ていたため、周囲の学生が声をかけてくれなかったという失敗談を披露したのです。「あのザッカーバーグでも最初はそうだったのか!」。聴衆は急に親近感を持つはずです。

スピーチで大事なのは、自分の言いたいことを裏付ける具体例を提示すること。抽象的な話ばかりでは説得力がないからです。

日本人はお詫びから話し始めるというのは確かに。ジョーク意識磨いていきたいと思いました。


挑むシニア 起業家63万人 TOWA元社長、金型商社設立/花王元社員、美容コンサル

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17279970T00C17A6TJE000/

金型商社ケイパブルの河原社長(65)。半導体業界と金型メーカーの間で営業や設計を代行する。7年前まで半導体製造装置大手TOWA社長だった。技術力のある町工場が海外製品との価格競争に苦しむ姿を目の当たりにし、2012年に起業した。人脈やキャリアを生かして販売ルート提携先を選ぶ。

技術開発で起業したのが元東芝社員の関根氏(65)だ。同社で35年間、画像センサーの研究に従事した。定年後にコンサルタントとして介護現場を見学した際、高齢者を24時間見守るシステムのムダに気づいた。15年に被写体の動きがある時だけ画面に状況を映す監視システムを開発、SEtechを設立した。

青柳氏(64)は11年に青山プロジェクト・YKAを設立した。地域活性化につながる商品開発や美容関連のコンサルティングを行う。花王で25年間、理美容業務品の商品開発などに携わった。定年退職後に花王から社員向け講座を実施してほしいと依頼が舞い込んだのをきっかけにまず美容関連で起業した。

実際は月商100万に満たず、赤字のところも多いそうで、老害にならないよう気をつける必要もあるかと思います。


異分野応用 専門家と連携 ハサビスCEOインタビュー

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ02I9O_S7A600C1EA4000/

――アルファ碁は囲碁専用のAIですが、医療など他の分野に応用する場合、どの程度の手直しが必要ですか。「今回対戦したアルファ碁は、以前のバージョンより勝負に強くなったと同時に、使っているアルゴリズムはより汎用性を持たせた。ただ、新しい分野に応用するには、課題の理解が欠かせない。具体的には、優れた専門家や企業、学者と組んで課題を整理し、我々のアルゴリズムが課題の解決に有効かを見極める作業が重要になる」

「我々が研究論文を公開し、多くのツールをオープンソースとして提供しているのは、できるだけ多くの人々にAIの恩恵を享受してもらいたいからだ。だが、世の中には悪人がいる。AIがますます高度化する中で、この問題にどう対処するかを研究者は考えないといけない。1つの方法は、論文の公開を減らし、ツールの利用を制限することだが、それはそれで問題がある。難しいトレードオフだ」

アルファ碁引退するんですね。もう十分に知見を得たという感じでしょうか。天才の頭の中には応用イメージありそうです。


サイト閲覧分析サービス 顧客視点、生き残るすべ ユーザーローカル社長 伊藤将雄氏

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16970100X20C17A5TJE000/

大学4年時にみん就を立ち上げる。就職先は出版社を選んだ。転機は入社3年目。泡盛店の店主が楽天市場に出店し、人気を博していた。ネット通販には懐疑的だったが、衝撃を受け、楽天に転職した。楽天市場モバイル版の立ち上げに関わった。ログ解析をベースに見せ方を工夫すれば月数十万円だった売上高は着実に伸びた。ネットの行動分析はビジネスになると確信した。

2002年に楽天を退社した。個人で運営していたみん就を会社組織に切り替えた。同一企業の職種別の掲示板やお薦め企業の表示などの機能をいち早く導入して、利用者数を飛躍的に増やした。

大学院に入り直してウェブ上の行動解析を学んだ後、05年に設立したユーザーローカルの事業に本格的に取り組んだ。社名はサーバー内にあるフォルダー名からとったが「顧客に近い」という意味も込めている。「顧客視点がない会社は生き残れない」と楽天やみん就での経験からこう断言する。

かなり早い段階でネットの行動分析に目を付けた方なんだろうと思います。顧客視点、共感できます。


ソフトバンク動く 「10兆円ファンド」AI照準 利害交錯、危うさ抱え

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16718660S7A520C1TI1000/

「AIによって人類史上最大のパラダイムシフトが起きる」。孫氏は10兆円ファンド設立の狙いをこう語る。医療からロボット、農業まで、既に投資先候補は30社近くをリストアップ。AIによる情報革命が生む果実を、ファンドを通じて手中にするつもりだ。

目を付けたのがオイルマネーだ。孫氏はアーム買収と前後して中東諸国を行脚し、ファンド構想に自信を持ち始める。そこに現れたのが、サウジの若き実力者、ムハンマド副皇太子だった。45分の会談で450億ドル(約5兆円)の拠出を引き出した。

これまでソフトバンクの投資事業の収益率は44%。10兆円ファンドが同じようなリターンを生めばドル箱となる。しかし一歩間違えれば巨額の損失につながる。利害関係者が増えれば調整に時間がかかり、経営のスピードが落ちかねない。次なる成長への大きな賭けにより、ソフトバンクは新たなリスクを抱え込んだ。

トランプ外遊に孫さんも一緒だったとは知りませんでした。しかしどえらい話が展開されています。


2人社長 スピード経営 多角化などで役割分担 知恵出し合い戦略磨く 意思決定で対立の可能性

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16611420Z10C17A5TCJ000/

ユーザベースも社長が2人だ。3人が08年に創業し、今は新野氏と稲垣氏が社長。3月までは新野氏と梅田氏が社長だった。梅田氏は「経営スピードが上がる」と話す。13年に海外に事業を広げ、ほぼ同時期にニュースアプリという新規事業も立ち上げた。これも共同経営の成果という。

ビジネスの多角化やグローバル化を進める企業が増え、経営のかじ取りを1人で担うのは難しくなっている。米国などではCEOとCOOが分離し、財務や人事といった各分野の最高責任者である、いわゆる“CXO”らとチームを組んで経営する企業が増えている。

共同経営がうまく機能するには、課題もある。意思決定の際に対立が生じる可能性もはらむ。ユーザベースの3人の場合、「言わないのは不満がない証拠」が基本スタンス。「ユーザーの理想から始める」「迷ったら挑戦する道を選ぶ」など「7つのルール」と呼ぶ企業価値観をつくり、意思決定の際の指針にしている。

新しい視点でした。ユーザベースのように経営スピードが上がるというのは、うまく機能していれば確かにあると思います。


インド人CEOが告げる未来 世界は「頭脳貯蓄」を競う

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16674930R20C17A5TJC000/

約300万人が暮らすシリコンバレーは、住民の4割近くを外国出身者が占める多民族社会。ベンチャー企業の創業者やIT企業の社員に限れば、インド人の存在感は断トツだ。背景には、独特の理系教育で身につけた論理的思考力や英語力を武器に続々と海を渡る人材の厚みがある。

「国内には優秀なみなさんがここにやって来ることを『頭脳流出』だと問題視する声があるが、私はそうは思わない。みなさんはいつか祖国の発展に貢献してくれる。そのための『頭脳貯蓄』だと考えている」。2年前、シリコンバレーを訪れたモディ首相は競技場を埋め尽くした1万8000人の同胞にこう語りかけた。

ヒーローとなったナデラ氏やピチャイ氏らは祖国に凱旋してインフラ整備や雇用創出への協力を約束。マネーや人材の還流はすでに始まっている。中国や韓国と比べても日本の存在感は低い。東京とシリコンバレーに拠点を構えるベンチャーキャピタル、WiLの伊佐山CEOは「頭脳流出への懸念が先に立ち、外に出て挑戦する人を支援する姿勢も体制も不十分だ」と嘆く。

シリコンバレーではインド人の存在感が断トツ。モディさんも「頭脳蓄積」に明確な論理を持っているようです。


心の奥底 表情で見抜く 表情分析で社会貢献 「空気を読むを科学する研究所」社長 清水建二さん

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16359250T10C17A5TCL000/

興味を抱いたきっかけは20歳の時、信頼していた友人が被害者を装って起こした狂言誘拐事件。警察の捜査でうそと判明するが、名前や年齢、職業まで偽っていたことが分かり、大きなショックを受けた。「あんなに信頼していた人がなぜここまでウソをつくのか」。もっと人間の心について知りたくなった。

目標を見失いかけたこともあるがFACSとの出合いが転機をもたらした。FACSは1978年に米国の心理学者エクマンらが考案した表情分析システム。教材を取り寄せ読み込んだ。試験をパスし、表情分析の専門知識を持つ「FACSコーダー」に認定された。

幼いころ警察官に憧れた。表情分析が事件の捜査などで活用されるようになることが目標だ。「自分が持つ技術を広め、世の治安改善に役立てたい」。すでに関係機関から講演などの依頼があり、実現への歩みを進めている。

分野がユニークで興味深いですし、なるべくしてなったという感じで、キャリアの事例としても面白いです。