39光年先に地球に似た7惑星、NASAが発見 水が存在する可能性

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGG22H1W_S7A220C1EA1000/

みずがめ座の方角に39光年離れた恒星「トラピスト1」の周りに、大きさが地球の0.76~1.13倍の惑星7つが見つかった。1つの恒星系で7つも見つかるのは珍しい。このうち6つは地球に似た質量で、岩石でできているとみられる。

少なくとも3つの惑星は地表に水が液体のまま存在する可能性があるという。惑星は恒星からの距離が程よく「ハビタブル(生命が住むのに適した)ゾーン」にある。

NASAは2015年、地球から1400光年離れたところに液体の水が存在する可能性がある惑星「ケプラー452b」を発見し「地球のいとこ」と呼んだ。これに比べると今回の惑星は近いが、39光年は光の速さで移動しても39年かかる。将来、惑星を探査したり人間が移住したりするには技術革新が要る。

こういう話はわくわくしますが、地球外生命の確認はまず太陽系内の探査によるものが先だろうとの見方も。


アインシュタインの予言を実証 ブラックホール合体時の重力波、新たな天文学 幕開け

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG11H4V_R10C16A2CR8000/

重力波の直接観測は困難を極めた。重力波は極めて弱い。もし観測できるとしたら、星の一生の最後に起きる超新星爆発や、極めて重い星同士の合体など、大規模な宇宙イベントの時に発生する重力波だと考えられていた。今回観測されたブラックホールの合体も有力候補のひとつだ。

重力波の存在が実証されたことで、今後、重力波を観測する新たな天文学が始まる。現在は天体が発する光やX線などを観測しているが、重力波はこれらと違ってすべてのものを突き抜け、弱まることがない。何十億年でも宇宙を進み続ける。

遠方の天体から届いた重力波は、それが発生した時の天体の状態をそのまま記録している。重力波を調べれば宇宙の歴史がわかると期待されている。これまで未解明だった誕生直後の原始宇宙やブラックホール誕生の様子などを、重力波を通じて見ることができる。

ノーベル賞確実だそうです。本当にざっくりとしか分かりませんが、未来の科学技術発展にもきっと繋がるんでしょう。


難病治療研究妨げも ゲノムは個人情報 規制範囲に懸念

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGG25H43_V21C15A2EA2000/

会合で焦点となったのは、病気の診断結果などと関連づけた「ゲノム情報」の扱いだ。厚生労働省が示した「意見とりまとめ案」では、遺伝情報は「要配慮個人情報」と位置づけた。改正個人情報保護法によると、要配慮個人情報は特に慎重な取り扱いが必要で、本人の同意を得ない取得を原則禁止する。

ゲノムの高速解読装置が普及し、コストも10万円を切るようになったのを受け、既に大学や研究機関では医療研究目的でゲノム情報の収集が進んでいる。これらが要配慮個人情報になると、国内外の他機関との研究協力などで情報をやりとりすることが第三者への提供とみなされ、禁じられる可能性がある。

海外の法制度ではEUの取り組みが進んでいる。遺伝データを個人データと定め、匿名化したデータは適用外とする方向だ。遺伝情報の扱いに関しては明示していない。OECDのガイドラインは研究用遺伝子バンクなどについて遺伝情報を含む個人情報の保護の必要性などを指摘している。

ゲノムデータは個人識別符号で、ゲノム情報は要配慮個人情報。違いがよく分かりませんが、法整備が必要なのは分かります。


社会人教育 教養を重視 京大も高額講義、本質見極める力養う

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO95168630V11C15A2TCQ000/

社会人教育「エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム(ELP)」は京大大学院総合生存学館(思修館)が主催する。「務本之学」という本質を見極める力を養う目的を掲げ、哲学や政治、理工、生命、芸術など8つの思想を包括する「八思」を提唱。

書類選考で決まった受講者は会社経営者や地方自治体の担当者、会社の部課長クラスと様々だ。年齢は40代が中心で中間管理職が多い。中国に進出する企業のコンサルタントを務める税理士の女性は「ビジネスの動きが激しく、哲学などを理解しなければリーダーシップを発揮できない」と動機を語る。建築設計事務所を経営する男性は「経営は変化の連続で右脳を活性化して打開策を見つけたい」と意欲。大手出版社で部長を務める女性は「人脈づくりに生かしたい」と目を輝かせる。

京都ならではの授業もある。前期の授業では裏千家の千玄室大宗匠が講師を務めた。ほかにも授業には華道や西洋音楽、夜の天文台で宇宙人が存在する可能性を解説する宇宙論と多彩だ。

これは興味深い。「八思」の受講、「本質」の追究、「京」の地。独創性があってここでしか受けられない教育です。


「火星」生活 ハワイで実験 長期滞在へストレス探る

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO94290650R21C15A1MY1000/

地球から遠く離れ、少人数で不自由な閉鎖空間で暮らす。そうした日常が人間の心理にどのような影響を与えるか、地上で模擬体験してみようという実験を、NASAとハワイ大が始めた。火山の中腹に宇宙基地に似た施設を建て、6人の男女が1年間の予定で隔離生活を送っている。

ハワイ大などがこうした隔離実験を実施するのは4回目だ。これまでは身体的な影響を調べるのが主眼だったが、今回の焦点は参加者の心理だ。1年間という期間は過去最長で、孤独に耐えながら制限された生活を送っていると、どんなに訓練を受けた宇宙飛行士でもストレスを抱え、人間関係にも影響する。

現在宇宙で最も長く過ごしているのは、ISSにいる宇宙飛行士らだ。通常は半年だが、この3月から、米ロの飛行士が倍の1年間の予定で滞在を始めた。

これは興味深く意義があると思いますが、被験者の立場になるとつらいです。報告を楽しみにしています。


今年のノーベル賞 その意義は 生理学・医学賞 熱帯病に効く物質発見 土中の菌、有望株の宝庫 国内に膨大な試料、利用機運

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO92707100Q5A011C1MY1000/

大村智氏らは、土壌中の放線菌から寄生虫病の薬となる物質を発見した。放線菌は、このほかにも様々な新薬の開発に役立つ可能性を秘める。国内には放線菌や抽出した物質が大量に整理・保管されており、今回のノーベル賞をきっかけに利用の機運が高まるかもしれない。

放線菌は畑や森林の土にいるありふれた菌で、多様な物質を作り出す。これまでに天然物から見つかった抗生物質や防かび剤、医薬品などの約6割は放線菌から取ったものといわれる。

なぜ放線菌がこうした物質を出すのだろうか。詳しくはわかっていないが、自身の遺伝子の働きを制御する物質が何らかの理由で他の微生物にも害を与えるとの見方がある。ある種のがん細胞を攻撃する物質を生成する菌も見つかっており、がん治療薬に応用できると期待されている。

放線菌は土中のどこにでもいるんですよね?リソースどこにでもあるってことですね。食品とかに応用とかできないのかと興味を持ちました。


途上国で画期的な成果 ノーベル賞に大村氏ら 自然の細菌から感染症薬 普及へ米社と連携

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGG05H72_V01C15A0EA1000/

ノーベル生理学・医学賞に決まった大村智氏は天然の細菌から感染症の薬に使える物質を見つけるという、伝統的な手法で画期的な成果をあげた。膨大な数の土壌細菌を調べ、効果的なものを選び出した。メルクとの共同研究により成果をいち早く薬として世に送り出した点も、日本が力を入れる医学研究実用化の先駆的な例といえる。開発した薬は途上国の感染症対策で威力を発揮している。

キャンベル氏らは同物質を精製し、「アベルメクチン」と名付けた。さらに化学的な改変を加え、より効果的な「イベルメクチン」の実用化につなげた。イベルメクチンは蚊が媒介する線虫によって起きるリンパ系フィラリア症や、ブヨが運ぶ微生物が原因のオンコセルカ症(河川盲目症)の治療薬として普及した。オンコセルカ症はアフリカ南部や中南米、南アジアなどを中心に広がり、失明の主要原因とされる。

マラリアやエボラ出血熱、デング熱をはじめ、蚊などが媒介する感染症の拡大をどう防ぐかは、世界的な課題だ。今回のノーベル賞受賞はそうした問題への解を示す、重要な事例といえそうだ。

「幅広くいろんなことを自分自身が知らなければいけない」「研究者になってからも、どうしたら世の中のため、人のためになるかなと考えてきた」「楽な道を行っても、いい人生にはならない。厳しい道を選ぶべきだと考えている」「資金がないから研究ができないのは言い訳」など大村語録にも注目。


市民が支える 科学の進歩 人手いる研究 有志が参加

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO90805920R20C15A8MY1000/

市民が科学研究に参加する試みが世界的に広がっている。ITの利用で、誰でも研究の基礎になるデータを手に入れ、分析できるようになった。科学者にとっては人手がかかる研究を手伝ってもらえる利点があり、参加者には本物の科学研究に触れる楽しさがある。社会に開かれた「オープンサイエンス」の新しい形だ。

市民参加型の科学プロジェクトを集めたサイトもできている。「ズーニバース」という英オックスフォード大学の研究者が運営するサイトが有名だ。ここに載っている米ミネソタ大学のアレクサンドラ・スワンソン博士らの「スナップショット・セレンゲティ」は、自宅からアフリカの野生動物の調査に参加できる。

これまで科学者という「プロ集団」が手にしていた情報やデータを市民が入手し科学の一翼を担うことが可能になった。科学者の側にも変化がある。原子力やバイオテクノロジーなど社会に大きな影響を与える科学技術の研究は、今や市民の理解や支持なくしては進められない。

これはわくわくする形です。「集合知」というのが先進的ですし、科学がより身近で実用的に感じます。何か参加してみたいです。


体内菌、ミクロの「医師団」 免疫や精神状態など左右

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO89464500X10C15A7MY1000/

近年、遺伝子解析技術の発達で、体内にある細菌の数と種類を丸ごと調べることが可能になった。腸内細菌は人が消化できない食物を分解して栄養素を供給しているだけではなく、人体の免疫や神経系の働きに影響し、健康状態を直接左右していることがわかってきた。

体の病気だけでなく心の状態にも、腸内細菌が深く関与しているらしいこともわかってきた。九州大学の須藤信行教授らのグループは、マウスを使った実験で、腸内細菌と心の関係の解明を進めている。腸の内壁にある神経は、迷走神経を通じて脳とつながっている。腸の神経がホルモンなどの情報伝達物質を介して脳と影響し合う「脳腸相関」が知られているが、腸内細菌はここに一枚かんで、中枢神経に影響しているらしい。

常在菌を利用した新たな治療も登場している。健康な人の便を患者の腸に入れる「ふん便微生物移植」だ。13年にオランダのグループが、院内感染の下痢を繰り返し発症した患者に実施し、顕著な効果があったと報告した。

胃腸が弱い人は精神的に不安定というのは感覚的に分かります。やっぱり胃腸(というか細菌)大事。


おいしい科学、理系に乾杯! 試験管でワイン飲み比べ

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO87276820W5A520C1TI5000/

最先端の科学は難しそうだが、身近な食品や飲料で実験気分を味わいたい。そんな「理系」ファンの心をくすぐる飲食店が人気を呼んでいる。実験器具をグラスに使ったり、40種類に及ぶ塩を食べ比べたりできる。

東京・四谷の「サイエンスバー・インキュベータ」。医療機器の研究者だった野村卓史さんが「お酒片手に科学の話で盛り上がれる場を」と2014年に開業した。学会の帰りに来店した長岡技術科学大学の助教、吉武裕美子さんは、アルコールランプでスルメをあぶりながら専門分野の話で研究者仲間と盛り上がった。「実験器具を飲食に使う『背徳感』がたまらない」

東京・戸越銀座の塩専門店「ソルコ」は、国内外の様々な塩をおにぎりなどに薬さじでかけて味の違いを「実験」できる。店長の田中園子さんは大学院でバイオサイエンスを学び、製薬会社に勤めた「リケジョ」だ。店を開く際に「キッチンに並べておしゃれでスリムな容器」を探し、試験管にたどり着いた。

どうやってブームが起きるんだろうと思いますが、INCUBATORのFBなど見ると、理系が喜びそうなイベントなどやってますね。とことんやって理系を熱狂させています。solcoもやっぱりとことん塩を尖らせて周知しているようで、中途半端にやってはダメだという参考例でした。