言葉の壁 超える好機

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15099430Q7A410C1UP2000/

イーオンがスタートした「ボランティア通訳ガイド養成講座」が人気だ。授業は通常の英会話レッスンとは一風変わった内容だ。訪日前の外国人とのプランを打ち合わせる英文メールの書き方や、外国人から多い質問の想定問答を練習する。

大会組織委員会と東京都は、来夏からボランティアの募集を開始する。競技会場や選手村などの大会施設に加え、空港や駅、観光名所なども含めて配置するボランティアは9万人。地方自治体も、独自にボランティア養成に動き始めている。

語学力を求められるのはボランティアだけではない。イーオンが日本ラグビーフットボール協会と、スウェーデン発祥の語学教育企業、EFは日本アイスホッケー連盟とそれぞれ選手向けの英会話レッスンの提供で契約した。

EFという企業は初めて知りました。オリパラに向けた企業と個人の動きを見ていきたいと思います。


スポーツVB飛躍の時 東京五輪迫り 独自目線で勝負 元介護施設職員、床ずれから着想 元高校球児、簡単にスコア記録

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09990520X21C16A1TJE000/

「床ずれを治療したい」。介護施設職員だった中村さんは高齢者の苦痛にゆがむ顔にそんな思いを抱いた。それがベネクスの始まりだった。床ずれ解消にはプラチナなどの鉱物が発する遠赤外線が有効だと判明した。砕き繊維に配合すると、血行を促進したり免疫細胞を活性化したりするという。介護士向けTシャツとして売り出したところ、疲労回復効果が大手スポーツジムの目にとまり、売れ行きに弾みがついた。

リンクスポーツは元高校球児の小泉社長が率いる。キラーコンテンツはアマチュア野球やサッカーなどのスケジュールやデータを管理するアプリだ。ダウンロードすれば、メンバーの出欠調整、対戦相手の募集、スコアや個人成績も記録できる。

医療の観点から選手を支えるのが東広島市のGラボだ。骨盤や関節のゆがみなどを改善する「リアラインシリーズ」を販売する。広島国際大学総合リハビリテーション学部の蒲田教授が設立した。同教授の専門のスポーツ疾患療法学の知見をいかした。

あらゆるスポーツ用品が出尽くした感というのは幻想なんでしょうね。ヒットを生める発想・根気がすごい。


東京五輪 メダル「国産」に 廃家電からリサイクル 促進組織発足 「銀」が焦点、回収率に課題

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ21HXG_R21C16A0TI1000/

「都市鉱山メダル連携促進委員会」。リネットジャパンと大府市、至学館大の3者が発起人だ。小型廃家電から金、銀、銅を取り出し、五輪メダルを作る活動を広げる。リオ大会は一部がリサイクルといわれるが、全量リサイクルは五輪史上ない。

日本は世界有数の「都市鉱山国」だ。国内で出回る工業製品の金や銀の含有量は世界の埋蔵量の2割に相当する。だが、その眠れる資源を有効に活用していない。携帯電話などは法律に基づき自治体が無料回収しているが、消費者が役所に持参する不便さもあり、回収率は8%弱にとどまる。これを引き上げる起爆剤がリサイクル五輪メダルというわけだ。

リネットは回収率向上で先行する。手を組むのは佐川急便だ。家電の持ち主からネットで予約を受け、自宅まで取りにいく。この仕組みで横浜市や京都市など全国約100の自治体と取引しており、回収率が数十倍に高まった例もあるという。

日本国内で出回る工業製品の金や銀の含有量は世界の埋蔵量の2割に相当するものの、その資源を有効に活用していない点が課題とのこと。


ピクトグラムを生んだ11人の侍 64年大会のレガシー

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO08253700S6A011C1UP2000/

「日本人にフランス語は絶望的に通じない。英語もかなり危ない。そして外国人には日本語がほぼ通じない。それでも競技と必要最小限の施設は分かるように表示しないといけなかった」と東京五輪アート・ディレクターを務めた美術評論家の勝見さん。家紋にヒントを得て、紋章のような「シンボル」を作ることにした。

赤坂離宮にあったデザイン室に、20~30代の若手グラフィックデザイナー11人が集められ、施設シンボルの作成が命じられた。そこにいたのは田中一光氏(のちの無印良品アートディレクター)を中心に横尾忠則氏、宇野亜喜良氏、福田繁雄氏ら、長じて“大家”と言われる人ばかり。

「みなさん個性が強いから、画風をそろえるのは大変だった」と、まとめ役だった道吉さんは振り返る。最後は35種類が完成。トイレはドレス姿の女性と、スーツ姿の男性で表す案に落ち着いた。「ドレスは当時最先端のマリー・クワントのミニスカートを参考にした。このトイレマークが後に世界中に広まったのには驚いた」と道吉さん。

個性的なメンバーのアイデアをいかに一つのシンプルな表現に仕上げていくかの様子が垣間見えました。


佐藤友 風を切って 失意の引きこもり越え銀

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07223180U6A910C1CC1000/

幼い頃から興味や関心はどちらかといえば文化系。父親がレスリングの国体選手だった影響で格闘技や陸上、バスケットボールを経験したがどれも長く続かなかった。ロボットに興味を抱いて進んだ静清工業高校では囲碁にのめり込んだ。集中力と負けず嫌いな性格は人一倍。囲碁歴3年ながら県中部の大会で8位の成績を収めた。

高校卒業後は県内の水産加工会社に就職したが、すぐに退社。演劇の仕事をする夢を追い、東京で暮らし始めた。

21歳の秋、病魔に襲われた。アルバイト先から帰宅途中に倒れ、病院のベッドで目覚めた。足腰の感覚はなくなり、車いす生活に。ショックで実家に引きこもって1年。ロンドン大会で車いすに乗った屈強な選手が疾走する姿を目にした。「自分も出たい」。思い立って3年後の昨秋、世界選手権で優勝し、リオへの切符を手にした。

脊髄の病気ということ。生きようとする活力が強いからこその病魔の失意だったのだろうと思いました。


東京へ加速一気 侍4人衆、リレー銀 桐生、100メートルの悔しさ糧に

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06325970R20C16A8CC1000/

桐生選手(20)は少年時代は自分より速いライバルに挑み、努力して追い越してきた。原動力は「強い人に勝ちたい」という素直な欲求。その思いが銀メダルへの道を切り開いた。「最高の気分」。充実感に満ちた笑顔を浮かべた。

滋賀県彦根市立南中に入学当初は、同級生の後じんを拝していたが、学校近くの山を黙々と走り、2年の頃に逆転。3年の全国大会では200メートルで新記録を出した選手に土をつけられ、進路指導でこう訴えた。「ライバルの多い高校で、しのぎを削りたい」

強豪、京都・洛南高に声を掛けられ進学。「すごいわ、付いていけん」。負荷が掛かるようマスクをして走る先輩たちに最初は面食らったが、練習に食らいついた。同校の柴田監督(53)は「練習内容にこだわりはなく『強くなれたら何でもいい』という子。ものすごい努力をしていた」と目を細める。

ボルトの圧巻さも際立ちましたが、陸上で日本人がここまで強くなったのは凄いことです。


五輪熱に乗れ ウエア販売 H&M、取扱店2割増/ジーユー、女性需要狙う

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06299200Z10C16A8TI5000/

H&Mはスポーツ衣料を扱う店舗数を26店に増やした。現在約60ある国内店舗の約4割に導入しており、今後も拡大する方針だ。同社はリオデジャネイロ五輪のスウェーデンチームに公式ユニホームを提供している。

ジーユーは全店で展開する男性向けに加え、約20店の大型店だけで扱う女性向けを中小型店にも広げることを検討する。スポーツ衣料は男性向けが計画比5割増、女性向けは同2倍と好調だ。

高い伸縮性を持ち激しい動きを邪魔しないスポーツブランドの商品は1万円を超える商品が多い。手軽に購入でき、着用シーンも幅広い点を訴え、スポーツに興味を持ち始め、健康増進に向けて仕事後や週末に運動を楽しむ「ライト層」を取り込んでいく。

まさに自分もライト層なので、従来のスポーツウェアほど機能的でなくても安価でファッション性の高いものを求めます。


吉田の背 追い栄冠 共に鍛えた「妹分」 登坂

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06242160Z10C16A8CC1000/

「小さいころから決して練習で手を抜かない努力家」(修さん)。教室では自分より体の大きい男子選手に体をぶつけて腕を磨いた。父も指導にのめり込み、県外に強い相手がいると聞けば車を走らせ、遠征を重ねた。

「もっと強くなるには富山を離れた方がいい」と助言したのも修さん。中学卒業後は親元を離れレスリングの強豪、至学館高に進んだ。母、安津子さんは「言葉には出さなかったが本当はさみしかったと思う」と振り返る。

さらなる飛躍に導いたのは至学館大の先輩、吉田選手との出会いだった。五輪4連覇を目指す“レジェンド”。憧れの先輩を相手に練習に励んだ。吉田選手にとっても「年齢は11歳も離れているが単なる後輩ではなく、妹のような存在」。「気持ちが乗らない」などと悩みを明かせば相談相手にもなった。

ここでもやはり吉田のレジェンドっぷりが垣間見れます。自分が強いだけでなく周囲も強くするのが本物ですね。


内村 出し切った 会心、拳突き上げ 「最後は運が味方した。一番の幸せ者」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO05967430S6A810C1CC1000/

五輪連覇をかけた最終種目の鉄棒。大技を次々に繰り出し、着地をぴたりと止めると、内村選手は会心の演技に浸るように一瞬目を閉じ、両拳を握った。「これで負けても悔いは無い」。数々の修羅場をくぐり抜けてきたエースをしてそう言わしめる出来栄えだった。

「最後は運が味方してくれた。もう何も出ないところまで出し切った」。感無量の表情を見せた王者。「これだけいい演技で一番いい色のメダルが取れた。一番幸せ者だと思う」

高校生で才能は開花した。長崎から上京し、2004年アテネ五輪で男子団体金メダルの塚原直也さん(39)に憧れて入った朝日生命体操クラブで繰り返し基礎をたたき込まれた。3年生の高校総体で個人総合2位、全日本ジュニアで1位に。

練習量や周囲の支えが何よりの自信、メンタルの強さに繋がっていると思います。これからの活躍も楽しみです。


<本田道>日本の教育とサッカー ボールに絡まなくても オフのうまさ磨こう

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO04969630X10C16A7UU1000/

本田の目に日本は「ミスを許さない、怖がる社会」と映る。そこにも日本の教育が深く関わっていると。「欠点をなくす教育を否定はしないが、チャレンジしない、自分の意見を言わないネガティブな性格を構築している面はあるでしょう。10割のうち1割か2割でも違う動きを足して、子供の才能を伸ばすことに関わっていきたいなと」

「(欧州には)時にボールに絡まなくても“うまい”と思わせる選手がいる。オフの時の駆け引きのうまさでオンを輝かせるというか。下手に見えて点をたくさん取ったインザーギなんかがそう」試合で1人の選手がボールに触る時間は2分に満たないといわれる。残り時間はすべてオフ。そこを見つめ直して、うまさの再定義が必要だと。

「オフを単にフリーランニングの話に集約されても困る。体をバチバチぶつける時の動きとかフィジカルの要素も入ってきますし。口では簡単に言えるけれど問題の根は深い。子供の頃から学んでいかないと身につかないことなんで」ボールを持って前を向けば、日本の選手は選択肢の多さを武器に使えるが、オフの駆け引きの質をもっと高めないとフリーになる前につぶされて終わりになりかねないのだろう。

サッカー以前に本質にある日本の教育に疑問を持っている点、ひじょうに共感します。子どもたちの可能性を広げて欲しいです。