30代後半女性の体力低下 昨年度、過去最低 日常の運動不足影響?

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22038990Y7A001C1CR8000/

上体起こしや反復横跳びなど6種目で調べた20~64歳のうち、35~39歳女性は4年ぶりに過去最低を更新。最も高かった99年度より2.5ポイント低く、特に持久走や立ち幅跳びの低下が目立った。45~49歳の男女は06年ごろをピークにほぼ横ばいが続く。

対照的に50代は一貫して運動能力の改善が続き、98年度から3ポイント近く上昇した。65歳以上では、75~79歳女性が3年連続で過去最高だった。高齢者はいずれの世代・性別でも、この20年で5~6ポイント前後と大幅に向上している。

調査に関わった順天堂大の内藤教授(運動生理学)は「元気に過ごせる健康寿命が伸びていることに加え、特に60代以上の世代は東京五輪後に運動する機会が増えた世代で、高齢になっても運動に前向きな傾向が強い」と指摘。「一方、30~40代は日常的に運動する頻度が低い。運動したくても仕事や家事でできない人が多いのでは」と分析する。

60代以上は東京五輪後に運動する機会が増えた世代という分析はなるほどと思いました。


ソフトバンク V奪還への歩み IT武装 個の力を補完

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21244620Y7A910C1UU2000/

昨季、本拠地や2軍施設に弾道測定器を導入。ヤフオクドームには十数台のカメラが設置され、横からの打席映像や走者の視点で投手のけん制の映像を場所や時間を問わず確認できる。選手らが移動中にiPadを手にし予習や復習をする光景は珍しくない。

ベテラン五十嵐は故障後、球速や回転軸を毎回確認していたという。「自分でも投げていて曖昧な部分がある。感覚とのズレを修正しやすいし、データと一致したときは納得のいくフォームになっている」。

三笠統括本部長は「負けないためにはやらなければいけない分野だった」と語る。ある球団の関係者は「データは蓄積されるほど正確になり、分析力の差がチームの差になる。映像分析を早くから採り入れていたソフトバンクはそこが強み」と指摘する。

なるほど、強さの根拠になっていると思います。ソフトバンクですからお手の物ですね。


本命・桐生、ついに壁破る 日本人初の9秒台 フォーム改良、走り進化 リオ予選落ち悔しさバネに

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO20959470Z00C17A9UU2000/

天賦の才に恵まれた一方で、それを生かし切る体の完成まで時間を要した。14年アジア大会は左脚を痛めて欠場、15年も世界選手権代表選考会だった日本選手権を右太もも裏の肉離れで欠場するなど、何度もケガに泣かされてきた。リオデジャネイロ五輪100メートルは日本勢でただ1人予選落ち。

東洋大進学後は、上体を前傾させる走りを覚えた。ピッチ数は限界に近く、前傾で接地時の推進力を高める「高野進さんや伊東浩司さんが作り上げたテクニック」(東洋大の土江コーチ)を注入。1歩のストライドを伸ばすことを重視した。

日本陸連の分析では桐生のストライドは2メートル30センチ程度。同程度の身長の選手平均より約10センチ広い。同じ身長で9秒79の記録を持つグリーンのストライドが約2メートル40~50センチというから、この点でも世界レベルに近づいている。

カンマの世界に、人類、日本人の進化を感じる陸上の世界。限界へのチャレンジ、おめでとうございます。


白鵬金字塔 万雷の拍手 1048勝で歴代単独1位 笑み満開、家族と抱擁 ファン「綱の責任感、記録に」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19137640R20C17A7CR8000/

館内に大歓声と拍手がこだまするなか、もろ手を上げて応えた大横綱。花道の奥で出迎えた妻の紗代子さんら家族に気付くと、満面の笑みで長女と抱擁を交わした。

名古屋宮城野部屋ファンクラブの会長、久永さん。大関だった10年以上前から親交を深め、毎年、名古屋場所前には自宅で食事会を開いてきた。「記録を超えたい」。今場所前、白鵬が記録達成を誓ったという。久永さんは「今回の記録は横綱としての責任感がもたらしたものだと思う」と話した。

強い。お子さん4人もいるんですね。引退後は親方になるために、日本へ帰化する意向を持っているとのこと。


五輪、街が変わる好機 デザイナー コシノジュンコ氏

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17808350X10C17A6EA5000/

「日本は元気ですよ。何でもあるし、おいしい物がいっぱいある。歌舞伎とかコンサートとか、『コト』もあるでしょ。おしゃれのしがいがある所もいっぱい。楽しむために『もっとおしゃれしたほうが得よ』って言いたい」

――アパレル業界や百貨店が苦戦しています。「みんな、同じように見えません? 情報過多でオリジナリティーが薄れているのでは。ファッションに携わる人は、洋服のことばかりを考えず、広い範囲で感性を生かせばいい。こだわるから小さくなっちゃう」

――3年後に東京五輪・パラリンピックを迎えます。組織委員会の文化・教育委員として、どのように考えていますか。「皆が20年を基準にしすぎてその先のことは見えなくなっている。ただ、五輪開催は街が変わるチャンス」

ファッションを通じた独自の視点が興味深いです。彼女の考えるオシャレの定義とか聞いてみたいです。


言葉の壁 超える好機

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15099430Q7A410C1UP2000/

イーオンがスタートした「ボランティア通訳ガイド養成講座」が人気だ。授業は通常の英会話レッスンとは一風変わった内容だ。訪日前の外国人とのプランを打ち合わせる英文メールの書き方や、外国人から多い質問の想定問答を練習する。

大会組織委員会と東京都は、来夏からボランティアの募集を開始する。競技会場や選手村などの大会施設に加え、空港や駅、観光名所なども含めて配置するボランティアは9万人。地方自治体も、独自にボランティア養成に動き始めている。

語学力を求められるのはボランティアだけではない。イーオンが日本ラグビーフットボール協会と、スウェーデン発祥の語学教育企業、EFは日本アイスホッケー連盟とそれぞれ選手向けの英会話レッスンの提供で契約した。

EFという企業は初めて知りました。オリパラに向けた企業と個人の動きを見ていきたいと思います。


スポーツVB飛躍の時 東京五輪迫り 独自目線で勝負 元介護施設職員、床ずれから着想 元高校球児、簡単にスコア記録

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09990520X21C16A1TJE000/

「床ずれを治療したい」。介護施設職員だった中村さんは高齢者の苦痛にゆがむ顔にそんな思いを抱いた。それがベネクスの始まりだった。床ずれ解消にはプラチナなどの鉱物が発する遠赤外線が有効だと判明した。砕き繊維に配合すると、血行を促進したり免疫細胞を活性化したりするという。介護士向けTシャツとして売り出したところ、疲労回復効果が大手スポーツジムの目にとまり、売れ行きに弾みがついた。

リンクスポーツは元高校球児の小泉社長が率いる。キラーコンテンツはアマチュア野球やサッカーなどのスケジュールやデータを管理するアプリだ。ダウンロードすれば、メンバーの出欠調整、対戦相手の募集、スコアや個人成績も記録できる。

医療の観点から選手を支えるのが東広島市のGラボだ。骨盤や関節のゆがみなどを改善する「リアラインシリーズ」を販売する。広島国際大学総合リハビリテーション学部の蒲田教授が設立した。同教授の専門のスポーツ疾患療法学の知見をいかした。

あらゆるスポーツ用品が出尽くした感というのは幻想なんでしょうね。ヒットを生める発想・根気がすごい。


東京五輪 メダル「国産」に 廃家電からリサイクル 促進組織発足 「銀」が焦点、回収率に課題

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ21HXG_R21C16A0TI1000/

「都市鉱山メダル連携促進委員会」。リネットジャパンと大府市、至学館大の3者が発起人だ。小型廃家電から金、銀、銅を取り出し、五輪メダルを作る活動を広げる。リオ大会は一部がリサイクルといわれるが、全量リサイクルは五輪史上ない。

日本は世界有数の「都市鉱山国」だ。国内で出回る工業製品の金や銀の含有量は世界の埋蔵量の2割に相当する。だが、その眠れる資源を有効に活用していない。携帯電話などは法律に基づき自治体が無料回収しているが、消費者が役所に持参する不便さもあり、回収率は8%弱にとどまる。これを引き上げる起爆剤がリサイクル五輪メダルというわけだ。

リネットは回収率向上で先行する。手を組むのは佐川急便だ。家電の持ち主からネットで予約を受け、自宅まで取りにいく。この仕組みで横浜市や京都市など全国約100の自治体と取引しており、回収率が数十倍に高まった例もあるという。

日本国内で出回る工業製品の金や銀の含有量は世界の埋蔵量の2割に相当するものの、その資源を有効に活用していない点が課題とのこと。


ピクトグラムを生んだ11人の侍 64年大会のレガシー

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO08253700S6A011C1UP2000/

「日本人にフランス語は絶望的に通じない。英語もかなり危ない。そして外国人には日本語がほぼ通じない。それでも競技と必要最小限の施設は分かるように表示しないといけなかった」と東京五輪アート・ディレクターを務めた美術評論家の勝見さん。家紋にヒントを得て、紋章のような「シンボル」を作ることにした。

赤坂離宮にあったデザイン室に、20~30代の若手グラフィックデザイナー11人が集められ、施設シンボルの作成が命じられた。そこにいたのは田中一光氏(のちの無印良品アートディレクター)を中心に横尾忠則氏、宇野亜喜良氏、福田繁雄氏ら、長じて“大家”と言われる人ばかり。

「みなさん個性が強いから、画風をそろえるのは大変だった」と、まとめ役だった道吉さんは振り返る。最後は35種類が完成。トイレはドレス姿の女性と、スーツ姿の男性で表す案に落ち着いた。「ドレスは当時最先端のマリー・クワントのミニスカートを参考にした。このトイレマークが後に世界中に広まったのには驚いた」と道吉さん。

個性的なメンバーのアイデアをいかに一つのシンプルな表現に仕上げていくかの様子が垣間見えました。


佐藤友 風を切って 失意の引きこもり越え銀

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07223180U6A910C1CC1000/

幼い頃から興味や関心はどちらかといえば文化系。父親がレスリングの国体選手だった影響で格闘技や陸上、バスケットボールを経験したがどれも長く続かなかった。ロボットに興味を抱いて進んだ静清工業高校では囲碁にのめり込んだ。集中力と負けず嫌いな性格は人一倍。囲碁歴3年ながら県中部の大会で8位の成績を収めた。

高校卒業後は県内の水産加工会社に就職したが、すぐに退社。演劇の仕事をする夢を追い、東京で暮らし始めた。

21歳の秋、病魔に襲われた。アルバイト先から帰宅途中に倒れ、病院のベッドで目覚めた。足腰の感覚はなくなり、車いす生活に。ショックで実家に引きこもって1年。ロンドン大会で車いすに乗った屈強な選手が疾走する姿を目にした。「自分も出たい」。思い立って3年後の昨秋、世界選手権で優勝し、リオへの切符を手にした。

脊髄の病気ということ。生きようとする活力が強いからこその病魔の失意だったのだろうと思いました。