育児と介護両立 働く女性「ケア」 地域で相談し合い悩み軽減 自治体は窓口

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO18864320U7A710C1TY5000/

子育てと親の介護のダブルケアに悩む人は少なくない。内閣府が16年に調査したところ、未就学児の育児をしながら、家族の介護を同時にする人は25万人に及ぶ。ダブルケアの命名者の一人で、横浜国立大学大学院准教授の相馬直子さんは「ダブルケアラーは自分ですべてを抱え込みがち。自治体や企業が率先して把握し、支援する必要がある」と警鐘を鳴らす。

「正直、『親に早く亡くなってほしい』と思ったことがある」。涙ながらの女性の言葉に参加者から慰めの声がかかる。横浜市港南区にある地域コミュニティースペースで開く「お喋りカフェ」は、育児と介護に悩むダブルケアラーの駆け込み寺だ。「誰にも悩みを相談できず、一人で抱え込む人ばかり。経験者や当事者が集まって話を聞くだけで、悩みを軽減できる」。主催する「芹が谷コミュニティ てとてと」の植木代表はそう話す。

堺市は昨年、市内の7区がそれぞれ持つ基幹型包括支援センターに、ダブルケア相談窓口を設けた。主任ケアマネジャーや保健師、社会福祉士ら介護と育児のプロが常駐し、ワンストップで相談できる。16年度は市で120件程度の相談があった。

ダブルケアは逃げることもできない本当にきつい状況だと思いますので、情報が当事者へきちんと届いて欲しいです。