迷走セブン&アイ 人事案は私の中にある

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99950650S6A420C1EA1000/

鈴木に誤算が生じる。これまで経営には口を出してこなかった名誉会長から井阪交代の人事案に理解を得られなかったことだ。もうひとつの誤算で混迷は一気に深まる。サード・ポイントによる株式の保有が明らかになったこともあり、セブン&アイは指名報酬委員会を設置した。指名報酬委はあくまで社外の意見を聞く任意の諮問機関であり、決定権はなかった。その指名報酬委が意思決定機関のような存在に変質していく。

最初の指名報酬委は3月30日。直前にサード・ポイントからセブン&アイの役員に書簡が届く。「井阪氏の社長職を解く噂を耳にしたが、降格は理解できない」。サード・ポイントは書簡を報道機関にも公表し、井阪交代案を世間に広めるよう仕向けた。

15日に設定された指名報酬委。事前の調整のため、村田は伊藤、米村と会談を開いた。井阪も含む社内の取締役がおおむね合意していたにもかかわらず、伊藤は村田の留任に反発した。その夜、伊藤は「一番常識があるのは社外取締役だから。私の中にある人事案を会社が受け入れてくれるかどうかですよ」と報道陣に話した。

サード・ポイントの圧力を受けて、伊藤邦雄氏の影響力が強まる過程が読み取れました。誰が悪いということはなく、信頼関係の問題なんだと思います。