娘が就活 父は気づいた 管理職として適性伸ばす環境つくる 思わぬ留年。多様な「入り口」示したい

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06439140U6A820C1TY5000/

「接客業が本当に務まるのか」。積水ハウスの吉田さん(52)は、長女が携帯電話販売会社に就職を決めたとき、ひそかに懸念した。働き始めると心配は吹き飛んだ。「非常にいきいきしている。こんな適性があることに気づいていなかった」娘の就職をきっかけに、部下育成の考え方が変わった。「専門性だけにとらわれず、幅広い仕事を経験させることで新たな可能性が広がる。その中で適性を見つけ、伸ばしていくのがマネジメントの役割」。

「やりたいことが見つけられなかったから、今年は留年する」。三井住友海上火災保険の産本さん(50)は、就活中の長女にそう告げられ言葉を失った。気持ちを抑え、娘の決断を受け入れた。「会社に入り出世するという単線経路の男性と違い、女性には多様な選択肢がある。選べるからこそ、決めるのも難しいのだと思った」。ロールモデルの重要性にも改めて気づかされた。会社で率いる部署は7割が女性。多様なキャリアの女性が活躍している。「様々なロールモデルを、会社全体に発信すべきだと思うようになった」

「娘たちにはずっと『手に職を』と言ってきた」と話すのは戸田建設の早川さん(57)。生命科学を専攻した長女は修士を終え製薬会社に就職。次女は看護大学を出て看護師として働く。活躍する女性がまだ少ない建設業界。特に女性が少ない設備設計部門を率いるが、2人の女性部下を持つ。うち一人は、復帰したばかりのワーキングマザーだ。「設計も『手に職』の仕事。とにかく続けてもらいたい」両立支援制度を利用しやすい環境をつくることが自分の役割だと話す。「子どもを持って働き続けるのが当たり前、という風土を根付かせたい」

家族であり部下を持つからこその感じ方があるのだろうと思います。可能性を広げる点では、既に働いている人でも、お試し就職といったものがあればよいなと思いました。