開発者に聞くヒットのツボ 「らしさ」追わず女心つかむ 実用一筋 仕事バッグ/サボり肯定 化粧品

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17744880W7A610C1TY5000/

「女性向けのビジネスバッグでも、黒やグレーだから受けるんです」。エースで女性向けシリーズを担当する山口さん(28)。女性向け要素をあえて取り払い、実用性を突き詰めたことで、「ビジネス相手に真摯に取り組む印象を与えられる」という女性の支持を広げている。ファッション要素が強いハンドバッグでは働く女性のニーズを十分にとらえられていない。「おしゃれカバンは休日に持てばいい。仕事だからこその女性の需要は確実にあるんです」

「サボリーノ」の朝用マスクは発売以来、累計販売5100万枚を超えるヒット商品だ。スタイリングライフ・ホールディングスの開発チームを率いたリーダー、大小原さん(31)。「サボり」をあえて肯定したら何ができるかに頭をひねった。

マーケティングライターの牛窪さん(49)は「女性らしいという常識の思い込みからは、画期的な商品は生まれない」と指摘する。仕事やプライベートなど、シーンによって身につけたい衣服や使いたい物は異なる。「今の女性は仕事の場で『女性だから』と見られたいと思わない人も多い」(牛窪さん)。ひとくくりにしたイメージにとらわれていては消費者を見誤る。

時短消費が存在することを知ることは、商品開発の一つの視点として有効だと思われます。