ジョブズ宇宙船が追う理想 「出会い」で職場に創造力を

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「出会い」を活力源にする職場は、世界的なイノベーターも重視していた。スティーブ・ジョブズ氏だ。同氏が生みの親の米ピクサー・アニメーション・スタジオ。本人が設計した本社ビルは、会議室やトイレなどが中央にあり、社員同士が顔を合わせやすい。対話の絶えない環境が名作を量産する。

21世紀は一カ所で机を並べるだけが同僚ではない。14年設立のキャスターは、スケジュール調整や調べ物などを企業から引き受け、オンラインで処理する。約40人いる在宅勤務の社員は全国に散らばり、仮想的にチームを組んで働く。育児・介護と両立しながら能力を発揮する女性が多い。

工夫次第で人材の活用には無限の可能性がある。生かさない手はない。i―plugは、企業がこれぞと思う学生に声をかけ新卒採用するのを助けるベンチャー。企業1760社、17年卒の学生3万9千人が使う。双方をつなぐのは適性診断。100の質問で忍耐力や好奇心の強さを測る。例えば、企業は「わが社の営業部門で活躍する社員に似た学生」をデータベースで検索できる。

一見脈絡のない人と人の接触が化学反応を起こし、革新の芽になる。ここに価値を見い出せるかどうかが非常に重要だと思いました。