ミレニアル女子が吹かす風 新たな働き方模索 訪日客に味噌教室/上目指す女性支援

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外国人旅行者たちに安部さん(28)から味噌づくりのアドバイスの声が飛ぶ。居酒屋で開く味噌教室だ。宮城県出身の安部さんは都内の農業ベンチャー企業で働き、コメ・大豆農家の実家を手伝う。就職したのは広告会社で、5年弱働いた。仕事は楽しかった。だが東日本大震災が起きた2011年、シンガポールに赴任しており、自分だけが海外に逃れてしまったと感じた。今の自分の働き方でいいのか。たどり着いたのが「生まれ育った宮城の大好きな食と海外をつなげるビジネスができないか」との思い。広告会社を辞め、地元と東京の拠点を行き来しながらの働き方が始まった。

「日本の会社はまだ男性社会。女性がモチベーションを持ち続けるには仕事以外の居場所を持つことも大切」。インクルージョン・ジャパンに転職した鈴木さん(26)は女性活躍を支援する市民団体Lean In Tokyoの創立者でもある。lean inとは前のめりになるという意味で、米フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOOが提唱した活動。

矢島さん(28)は日本の伝統工芸の職人と、子ども用の日用品を製造販売するベンチャー企業aeruを設立した。慶応義塾大学でジャーナリズムを学んでいるとき、全国各地の伝統工芸の職人を訪ねる取材の旅をした。実感したのは魅力的な文化なのに、子どもたちに触れる機会がないこと。子どもが直接手に取り、触れ合う場を作ろうとたどり着いたのが、子ども向けの伝統工芸品づくりだった。

生き方とつながった働き方をしなやかに実現していくのがミレニアルなんだろうと思いました。決してクールなわけではなく。