モスフード、値上げに奇策なし 脱デフレ、付加価値磨け

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09216570W6A101C1TJC000/

奇策はない。「定番商品の磨き上げ」(千原総合企画室長)に取り組んだのだ。約1年かけて全国400カ所、9千人の従業員に改めてハンバーガーの盛りつけ、チキンの揚げ方など研修を実施した。

値上げを決断した背景には消費者の声もあった。全都道府県で計約2千人の消費者が参加した車座の会合でモスへの期待を聞いたところ「『価格を安く』という声はほとんどなく、おいしさへの要望が大半だった」(桜田会長)。

スマホからの注文も始めた。持ち帰りが多いため客単価が1800円と店全体の1千円を大きく上回る。スマホ画面でゆっくり商品が選べるほか来店時間を指定するので店頭ですぐに受け取れる利便性が受けた。スマホ比率はまだ1桁だが働き方も変わろうとしている。

単なる価格転嫁ではなく、消費者の声も踏まえた上で、価値を高める企業努力をしているのが素晴らしいです。