エントリーシートなき採用 学歴と肩書では生き残れぬ

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO96758380R30C16A1TJC000/

ネスレ日本は2015年の新入社員の採用活動からESをやめた。代わりに年齢、学歴、国籍を問わないインターネットを通じたテストに切り替えた。同社は4年前から定期採用を通年採用に変更し、選考もインターンシップやディスカッションを重視した中身に改めた。「官僚タイプの社員は不要。本当に入社したい社員を採るため」(人材・組織開発部)で、高岡浩三社長は「就活で学生人気100位以内は目指さない」とまで言い切る。

「ネスカフェ アンバサダー」などユニークな商品・サービスで営業利益率10%以上を稼ぎ出すネスレ日本。商品開発や営業だけでなく、人事や財務・経理などあらゆる部門で前例踏襲型の仕事を否定するのが高岡流で、全社挙げてのイノベーションが収益の源泉になると見る。

花王の吉田勝彦専務は「マスの市場は生まれにくいが、スモールマス市場が数多く生まれている」と話す。ソーシャルメディアの発達などで志向が分散化したためで香り付き柔軟剤やアイマスクなどが代表例だ。すでに花王ではスモールマスと位置づける商品群の売り上げ合算がマス商品を上回ったという。このため「シェアより顧客の声を丹念に追うのが今のマーケティング。今後、特売は減っていく」(吉田専務)。

なるほど、スモールマス市場。「シェアより顧客の声を丹念に追うのが今のマーケティング」。ためになります。