シャープは生まれ変わるか 成熟産業を成長産業に

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO98102660W6A300C1TJC000/

セーレンだ。福井県に本社があり、2005年に産業再生機構傘下で再建を進めた旧カネボウから合繊事業を買収した。繊維産業が衰退する中でも業績は好調。シート用の素材も作り自動車部品メーカーの顔も持つ。

川田達男会長はアイデアがあっても認めない上司と取っ組み合いになり、「何年も不遇をかこった」ことがある。だが、適任者が見当たらない中、社長を頼まれてから29年。成熟産業を成長産業に変えて、無名のセーレンを繊維業界の21世紀の勝者に押し上げた。

シャープがセーレンになれなかったのはなぜか。05年ごろからは展示内容が液晶の「サイズ」「画素数」に変わる。経営モデルの進化は停滞し、世界の速さ、規模についていけない経営体質を引きずりながらも、背伸びをして台湾や中国、韓国と取っ組み合いを続けた。

政府の官民対話に呼ばれるセーレンがすごい。福井は幸福度日本一と言われているそうで、セーレンの存在も無関係ではなさそうです。