帰ってきた ぶり企業 エスビー食品10年ぶり最高益 小分け商品、使い道提案

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14353980S7A320C1DTA000/

小袋入りの製品は当初、スパイスの良さを知ってもらう「お試し商品」という位置づけだった。10年に初めて店頭に並んだ商品は思わぬ効果を生んだ。スパイスの名前ではなく料理のメニューを前面に出したところ「手軽に一品料理ができる」(横浜市に住む30歳代の主婦)と毎日の食事作りに追われる消費者のニーズをつかんだ。

10年前のエスビーは、収益の3割をカレールウなど即席部門で稼いでいた。カレールウやレトルト食品は小売店で安売りの対象になりやすく、新規参入も多い。08年のリーマン・ショック後は厳しい値下げ圧力にさらされた。売上高販管費比率は40%前後と長らく高止まりしていた。

小袋スパイスが売れ始めてから、エスビーの収益構成はバランスが良くなった。スパイス類の売上比率は17%と4ポイント上昇。16年4~12月期の販管費比率は35%台半ばと10年前より6ポイント下がった。

祖業のスパイスを軸に売り方を工夫することで、利益率や販管費に効果が波及するという理想的な形だと思いました。