シャープ、受け身の1カ月 買収受け入れ決定 鴻海の交渉術に翻弄

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ30HMV_Q6A330C1EA2000/

「申し訳ございませんでした」。2月26日、シャープの高橋社長は広東省深圳の鴻海中国本部で郭董事長に頭を下げていた。その前々日、シャープ側が偶発債務のリストを突然鴻海へ提出。「不都合な情報を隠していたのでは」と激怒した郭董事長は、取締役会でのシャープ買収決議を先送りした。ここから交渉は郭董事長のペースで進み始める。

きわめつきが出資の減額要請だ。当初、シャープへの出資予定額は4890億円。だが、主力2行に2000億円の減額を通告した。受け入れれば産業革新機構案の出資額3000億円も下回り、鴻海を選んだ最大の理由だった金額の優位性は失われる。「鴻海はシャープを見捨てるのでは」。こんな疑心暗鬼も広がる。

最後のカードを切ったのがみずほの佐藤社長。三菱東京UFJ銀行と歩調を合わせながらシャープへの新たな融資枠3000億円を設定する条件を示した。これを受けて3月25日、出資の減額幅を1000億円に圧縮することを鴻海が了承、交渉は大筋合意に達した。

鴻海主導で進んで来た経緯が見て取れました。難航した交渉ですがそれでもスピード速いと思います。これが大企業。