中小の倒産減少に隠された課題

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO98892460V20C16A3EN2000/

倒産は減少を続け、東京商工リサーチの調査では15年の倒産件数は約8800件と、25年ぶりに9000件を割り込んだ。もっとも、経営者の景況感は改善しておらず、「景気は厳しい」という声が多い。それゆえ、中小企業の倒産がなぜ持続的に減っているのかが問われる。

この問題については2つの見方がありうる。1つは金融機関による経営支援を強調する立場である。金融機関による中小企業支援が問題企業をゾンビのように生き永らえさせ、それが倒産の発生を防止しているとされる。もう1つは中小企業の絶えざる経営努力の結果とする見方である。

倒産は減っているが、中小企業では人員削減などのリストラが継続的に実施されている。その結果、雇用が減少し、地域経済に暗い影を投げかけているのだ。新たな企業が立ち上がり、雇用機会を提供できるまでには時間がかかる。金融機関が赤字の中小企業にも安定的に資金を供給できるよう、政府には検査監督体制を見直すことが求められる。

倒産が減っているから良いというものでもないようで、新陳代謝が進んでいないとも捉えられるそうです。