女性役員多いと好業績なぜ? 稼ぐ力 平均より高く/多様な人材 企業の強みに

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12494930T00C17A2TY5000/

日本経済新聞社が内閣府男女共同参画局の公開した全上場企業の女性役員比率を基に算出したところ、女性役員比率が10%以上(15年9月~16年8月期)の企業について、会社が予想する今期通期の営業増益率は42%と、全上場企業平均の34%を上回った。女性役員を多く採用した企業では、営業利益の伸びが平均よりも大きかった。

慶応義塾大学の山本教授は「女性役員の多さと業績の因果関係については不明な点が残る」と指摘する。一方、女性社員比率の高さと業績については相関性があり「女性社員は男性社員と比べて仕事のパフォーマンスに対する給与水準が低く、コストが削減できる」(山本教授)ことが理由という。だが、必ずしも女性社員が増えれば女性役員が増えるわけではない。

考えられるのは、女性役員比率の高さが、多様な人材を生かす体制がどれだけ整っているかを示す指標になっている可能性だ。山本教授によると、管理職クラスの女性社員比率の高さだけでなく、男性社員の中途採用比率が高い、新卒女性社員の定着率が高いなどの特徴がある企業ほど業績が向上しやすいという。「女性の役員を採用するだけでは効果は表れない。出産・育児・介護などの事情を抱えた多様な社員を生かすために、様々な働き方を用意し、受け入れる体制を整えることができてはじめて、業績に結果が出るのではないか」(山本教授)

ノルウェーやフランスは女性役員比率を法律で義務付けたため高いようですが、副作用も指摘されています。