なぜ「漢字」とよぶのか 阿辻哲次

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13915750Q7A310C1BC8000/

「漢」という字は古代中国の王朝名に使われており、その漢の時代に作られた文字だから「漢字」というのだ、と考えている人が世間には時々おられるが、それは大きな誤解である。漢王朝ができる一千年以上も前から漢字は使われていた。「漢」とはいったいなにかというと、それは実は民族の名前なのである。

中国は多民族国家であり、国内で使われている言語は決して一種類ではない。言語事情はまことに複雑だが、各民族の人は基本的に自分たちの民族語を話している。

このような多民族多言語国家に暮らす人々のなかで人口がもっとも多いのが漢民族で、実に人口の九十五%を占めるという。この漢民族が話す言語を「漢語」といい、その「漢語」を書くための文字を「漢字」というわけだ。

漢の時代に作られた文字だから漢字ではなく、民族の名前で、中国の人口の95%を占める漢民族の名前だそう。勉強になりました。