中国「共産資本主義」の矛盾 米カリフォルニア大バークレー校教授 プラナブ・バーダン氏

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO89755420V20C15A7TCR000/

中国共産党はかつて小作農と労働者の革命党だったが、今では実業家、大学生、専門職に支配されている。中国の富豪ランキングを発表している胡潤百富によると、ランク入りしている富豪のうち3分の1は共産党員だ。全人代の代表のうち最も資産が多い70人の平均資産は10億ドルを優に超えている(インド議会や米議会で上位70人の平均資産は遠く及ばない)。

習近平国家主席の最近の反腐敗運動に多くの金権政治家は神経をとがらせている。しかしそれは、汚職撲滅の名のもとに政敵を追い落とすのが目的ではないかという疑問がつきまとう。一般の中国人は、おおむね反腐敗運動を支持している。抗議行動を始め、不正直な政府高官を最初に糾弾するのは一般市民だ。ところが、こうした抗議活動があまりに注目を集めると、取り締まりの対象となり、弾圧される可能性の方が高くなる。

同様の観察は、法の支配と立憲主義にもあてはまる。共産党は法の支配が「社会主義の核心的な価値観」であり、憲法の権威を推進すると約束した。しかし言論、出版、集会、結社などの自由を保障する憲法第35条や立憲主義全般に中国市民が言及すれば、定期的に検閲され、法廷で憲法を引用する弁護士はしばしば身柄を拘束されるのである。

ここ1ヶ月で中国の本質が炙り出された気がします。経済、政治、法の支配、立憲主義のいずれも矛盾だらけ。


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