謎×経済 ナゾノミクス GDP 「ほどほど成長」は悪い? 背伸びこそ社会の活力

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO16058960V00C17A5EA3000/

政府が高い目標を掲げるのは、低成長では満足いく暮らしができない人が出ると考えるためだ。例えば1989年まで20%以下だった非正規雇用の割合は16年には37.5%に上昇。景気の先行きに不安を覚えた企業が正社員の採用を控えた。

企業にとって「魅力ある国」かどうかも大切だ。アジアでは年7%近く成長している中国だけでなく、東南アジアの各国も年5%程度成長している。これから新たな投資をする企業の視線は、成長が期待できる国に向く。投資が集まらなければ働く場が生まれず、「ほどほど」を保つことすら難しくなる。

これからの日本はどうすれば成長できるのか。SMBC日興証券の宮前シニアエコノミストは「歴史をひもとくと、新産業が生まれた時代に経済は大きく上向いた。成熟した日本でも技術革新を進め、海外で売れるコンテンツを育てられれば、まだ成長できる」と話す。

低成長では満足いく暮らしができない人が出る、という前提を疑うところから考える必要があると思います。