「新経済」の価値どう測る GDPに映らぬ効用拡大

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO98612890Y6A310C1TZD000/

消費者はおカネをかけずに膨大な情報を得たり音楽を聴いたりできる。大学の授業をオンラインで無料で受けるのも可能になった。だが、これらの大半はGDPの拡大につながらない。付加価値として勘定されるのは市場価格がついたものだけだからだ。

D・コイル英マンチェスター大教授はシェア経済についてまとめた報告書で、「資産の有効活用という利点は明らかでも、短期的には車の購買減少などでGDPが減る可能性もある」と指摘。個人の収入増加などを新たな調査で把握し、経済への恩恵を可視化すべきだとの見方を示した。

工場など大型の設備投資はどの先進国でも伸び悩んでいるが、クラウドサービスや安価なソフトウエアの活用で投資効率は上がっている。企業にとってより重要になっているのは知識を核とする無形資産への投資だ。その一つである研究開発投資は今年末から日本のGDP統計に加わるが、特許、新しいビジネスモデル、人的資本など長期的な収益の元手になる無形資産を計測するのは難しい。

新しい価値の指標・統計手法を作る時代に入っていると本当に思います。価値をどう定義するかですね。