統計に映らぬ訪日消費 「個人低迷」でも小売り好決算の謎 節約志向も食品に追い風

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGD22H6N_S6A420C1EA1000/

インバウンド消費は300兆円の個人消費の1%強に相当する。個人消費を支えてもよさそうだが、ここにからくりがある。インバウンド消費は政府がGDPを計算する際、輸出に分類され、個人消費には反映されないのだ。

消費低迷そのものが好決算につながった側面もある。実質所得が伸び悩む中で節約志向は根強い。家計調査の消費支出で「被服及び履物」は2月まで7カ月連続で減った半面、「食料」の支出は3カ月連続で増加。限りあるお金を食費に優先的に回す消費者の姿が浮かび上がる。

今年度は好調な上場小売業にも逆風が吹きそうだ。まず、円高で日本製品の割安感が薄れ、インバウンドが陰る可能性がある。松屋は今期のインバウンド売上高の伸びをゼロ%で計画する。再び株安ともなれば「富裕層の消費に影を落とす」(Jフロントの山本社長)。百貨店トップは「高額品が売れなくなってきた」と口をそろえる。

なるほど、インバウンド消費はGDPの試算では輸出に分類されるとのこと。上場小売業も今年度は危機感を持っているのがうかがえます。