日本株高3つの追い風 企業業績 世界景気 緩和継続 先行き強気広がる

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO23206190X01C17A1EA2000

今回の株高のきっかけをつくったのは、足元で発表が相次ぐ上場企業の好決算ラッシュだ。中でも海外勢に復活する日本企業を印象づけたのがソニーだ。画像センサーが好調で、20年ぶりに営業最高益を更新する業績見通しの上方修正を発表。大和証券によれば、主要200社ですでに決算発表を終えた約3分の2の企業の集計で4~9月期の経常利益が従来予想から13%上振れしたという。

2つ目の追い風が拡大続く世界景気だ。Markitが公表した9月のPMIは長期データが取得可能な24カ国すべてで景気拡大を示す50を上回った。東海東京調査センターの平川執行役員は「世界景気がシンクロする中で、景気敏感の性格が強い日本株に資金が向かった」と話す。

景気拡大時には中央銀行は通常、インフレを抑えるために金融政策を引き締め方向に動かす。だが欧米ともに金融緩和の縮小は緩やかなペースになる見通しだ。世界の投資家は「米国は利上げを急がず、世界の株式市場はカネ余りと景気拡大が両立する『適温相場』が続く」(アセットマネジメントOneの鴨下ファンドマネジャー)との見方を強めている。米欧が金融緩和の出口に向かっているのに対し、日銀は緩和策を継続。海外との金融政策の方向の違いが、海外勢を日本株市場に引きつける。

世界の株式市場はカネ余りと景気拡大が両立する『適温相場』が続くとのこと。欧米とも、金融緩和の縮小が緩やかペースのため。