米利上げ なお慎重姿勢 3月雇用、製造業で減少

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99199520S6A400C1EA2000/

雇用指標は表面的には力強い。直近3カ月平均でみた就業者数の伸びは好調の目安である月20万人を上回る。失業率はやや悪化したが、リーマン・ショック前の水準並みまでは持ち直している。

ただ、データを細かく見ると不安要素がある。製造業は輸出の停滞で2カ月続けて雇用者数が減った。高賃金の鉱業も資源安で雇用減が続く。就業者の受け皿はサービス産業に移っているが、週間平均賃金でみると、小売業は製造業の半分、レジャー・接客業に至っては3分の1強しかない。

そのためリーマン危機前は3~4%台だった全体の賃金上昇率が、足元では2%強にとどまる。賃金の押し上げ力が弱いため、物価上昇率もFRBが目指す2%になかなか届かない。イエレン議長らが追加利上げをためらう理由はそこにある。

円相場は反応しなかった米雇用統計。グラフでは就業者数の増加は明らかですが、経済はそう簡単にはいきませんね。