都市観光でも星野流 ホテルで新ブランド 快適追求 ビジネス向けと一線

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「都市のビジネスホテルに宿泊客を取られている」。星野代表が都市型ホテルの成長性に気づいたのは温泉旅館の再生を担ってからだった。利用者はアクセスが良く料金が手ごろなホテルを求める。だがビジネスホテルは必ずしも快適性は高くない。星野代表はそこに着目した。

地方の都市型ホテルは共通した課題がある。宴会や婚礼など複数の事業を手がけ、それぞれに独立して他社と競争している。星野リゾートは課題解決に向け、「複数の事業でスクラムを組んでいこう」という意識で準備を進める。

都市型ホテルへの参入で同社の戦略は一つの転換点を迎えた。ビジネスホテルやシティーホテルは会社員だけでなく旅行客の引き合いが強い。観光庁によるとビジネスホテルとシティーホテルは全国の宿泊者数のシェアで6割を占める。星野リゾートはそのうち4~5割が観光客だと推計している。今後も新興国の中間層の増加により観光需要は伸びていくとみられる。複数人での宿泊が多い観光客は客室単価を引き上げる効果もある。

宴会や婚礼など複数の事業を手がけ、それぞれに独立して他社と競争している。これが都市型ホテル共通の課題とのこと。