ネオ本屋、出会いを売る ネットに抗い街に個性

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO87495800Q5A530C1TZD000/

京都市には先行する店がある。左京区の学生街にある恵文社一乗寺店だ。中心部からは遠く、けっして便利な場所ではないが、選び抜いた本と雑貨のセンスで注目を集め、全国や海外から客が訪れる。イベント会場も備える。店長の堀部篤史さんは「東京の有名人を連れてきてもしょうがない。身近な人を紹介し、人のつながりで広がっていくことが大切」と指摘する。そうした地域性が逆に人々を引きつける。

本屋が生む新たな人の流れは街の魅力とも密接な関係がある。都市政策が専門の法政大学の保井美樹教授は「チェーン店が増え便利になる一方で、均一な街に消費者が嫌気がさしているのも事実。そこに来ないとできない体験を提供する流れは近年のまちづくりとも符合する」という。

例えば若者の街、東京・渋谷には今秋、新たな本屋が誕生する。HMVが5年ぶりに復活させる旗艦店だ。商品の半分以上が本。イベント会場もつくる。田代貴之プロジェクトリーダーは「ネット時代の今、求められるのは体験。本は音楽、映画、恋愛…すべてのジャンルに通じ、いろんなイベントができる。情報発信という渋谷のDNAに合っている」と話す。

「チェーン店が増え便利になる一方で、均一な街に消費者が嫌気がさしているのも事実。そこに来ないとできない体験を提供する流れは近年のまちづくりとも符合する」。なるほど。


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