ネット銀、リアルへ 金利で差別化難しく 住信SBIやじぶん銀

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14431630T20C17A3EE9000/

新宿ローンプラザは銀行代理業のグッドモーゲージが運営し住信SBIの住宅ローンだけを扱う専売店で、住信SBIにとって初めての「リアル店舗」だ。ネット専業のじぶん銀行も2月から新宿と大阪のKDDIの直営店で住宅ローンの取り扱いを始めた。

ネット銀6行の預金残高は2016年3月末時点で11兆4000億円を超えた。とはいえ全国の銀行に占める割合はわずか1.42%にとどまり、成長の大きな岐路に立たされている。住宅ローンはマイナス金利のあおりで大手銀の金利も底に張り付き、ネット銀への逆風は強まっている。

ネット銀の創業期に比べると預金金利の差は10分の1に縮んだ。ソニー銀の伊藤社長は「リアル店舗を持つ銀行もスマートフォンアプリやネットバンキングの機能を充実させ、ネットとリアルの境界が薄まっている」と指摘する。こうして金利面の優位性が失われつつある今、ネット銀行もマンツーマンで一人ひとりの要望などにきめ細かく応えられる実店舗を強化して顧客にアピールせざるをえないわけだ。

ネット銀の口座開設は一巡したようで、マイナス金利の影響もあり、より対話を重視する流れに。