ビール官製値上げ空回り 安売り規制半年 続く中小の販売減・外食悲鳴

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO24159500R01C17A2EA6000

「客足が戻っている感じは全くない」。綿引酒店の綿引代表はため息をつく。規制強化を受け、市場でのビール系飲料の価格は上がった。だが、「我々個人店と、大手スーパーや量販店の価格差は依然、大きい。販売は低調なままだ」追い風は感じない。

悲鳴を上げるのが外食業界だ。つぼ八は生ビールの中ジョッキを460円から470円に値上げした。深刻な人手不足による人件費の上昇に加え、コメや肉などの食材費も高騰。集客の目玉であるビールの価格動向が客足に与える影響は大きいが、それでも値上げせざるを得ない状況に追い込まれた。

ビール大手5社で1~9月のビール系の課税済み出荷量は前年同期比2.4%減。1~9月としては13年連続で過去最低を更新した。最盛期の夏場の長雨など天候不順の影響もあるが、値上げの打撃は大きい。サントリービールの山田社長は「約30年、ビール営業に携わってきたが、こんなに消費の景色が変わったのは初めて」と話す。

中小酒販店もスーパーも外食もメーカーも、誰も得をしていないような。政府はどのように捉えているんでしょうか。