米携帯事業再編出直し スプリント・Tモバイル統合中止、ソフトバンクは多業種連合探る

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22943450R31C17A0EA2000/

「米携帯事業の経営権を手放すべきでない」。ソフトバンクグループ取締役会。居並ぶ外国人取締役らが統合新会社の筆頭株主になることにこだわる意見を次々にぶつけた。ドイツテレコムも引かないという情報は既に入っている。孫会長兼社長も経営の主導権を手放すつもりはなく、「交渉打ち切り」の大勢が決まった。

Tモバイルとの統合の狙いは明快だった。顧客を増やし、電波の安定性を確保してさらなる顧客の呼び込みにつなげる。11年前に英ボーダフォン日本法人を買収し、高収益事業に育てたのと同じ手法でベライゾン・コミュニケーションズとAT&Tの米2強に対抗する青写真を描いた。

米通信業界は5Gの商用化を前に異業種を含む大型再編が動き始めている。ベライゾンはヤフーの中核事業を買収。AT&Tはタイムワーナーとの買収合意を発表している。米国でスプリントに先行する2強は次々に手を打っており、多業種とのつながりを広げなければ乗り遅れるとの危機感が孫氏にはある。

ベライゾンはヤフーのネット事業を買収、AT&Tはタイムワーナーと買収交渉。さてソフトバンクグループは。