韓国に宿る恐中DNA

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO86898480W5A510C1TZN000/

韓国国民の中国へのまなざしは複雑だ。「嫌中・恐中」DNAは朝鮮半島の全体に宿る。韓国と同じ民族の北朝鮮の金正日総書記は、後継者の正恩氏に遺言で「中国を信じるな」と語ったと伝わる。

1950年に始まった朝鮮戦争の際、韓国軍と国連軍は中朝国境まで朝鮮人民軍を追い詰めながらも100万人超の中国軍の猛攻に遭い、軍民合わせて20万人が輸送船に乗って韓国南部・釜山への撤収を余儀なくされる。「中国が参戦しなければ南北は統一され、1千万人に及ぶ離散家族も生まれなかった」との思いが韓国に残る。

韓国には「安米経中」という言葉がある。安全保障は米国に、経済は中国に頼らなければ生き残れないと解釈される。それでも中国があまりに強くなりすぎると、眠っていた「嫌中・恐中」DNAが呼び覚まされるのかもしれない。韓国では強硬一辺倒の対日外交にも見直し論が出ている。

日中韓それぞれの思惑。結局、韓国も北朝鮮もどこも内心では中国を信じていないんではなかろうかと。


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