異形の過激組織、崩壊 「イスラム国」 資金豊富/IT駆使

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22559470S7A021C1FF8000/

オバマ前大統領は当初、ISをテロリストの2軍チームと呼んだ。だが、米が鍛えたイラク軍をあっさり撃破。残忍な行動を目の当たりにした世界に衝撃が走った。従来のテロ組織との違いは残忍さだけではない。ISは米を中心とする有志国連合などに、これまでの対テロとは異なる対応を迫った。それは成功と苦戦の両方を生んだ。

ISの求心力や軍事力を支えたのは豊富な資金だった。モスルの銀行から強奪した現金のほか、誘拐した外国人の身代金、石油の密輸収入が収入源となった。ISのGDPはある時点で、ソマリアに匹敵する約60億ドルに達していたとの試算がある。

苦戦したのが、ISのイメージ戦略への対抗だ。ISはアラブ諸国の圧政や堕落を批判。「本当のイスラムの国ではない」と訴え、現状に不満をもつ各地の若者をひきつけた。第二の苦戦はITへの対応だ。ISは資金調達・決済でビットコインを利用したとみられている。情報交換ではスマホのアプリを使用。暗号の機密性が高く、対テロ当局者は情報傍受に手間取った。

バグダディの行方は確認されていないそうですし、ローンウルフなど各地にいると考えるとまだ恐ろしいです。