9.11から15年 「イスラム国」憎悪の連鎖

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07597770U6A920C1TCL001/

もし核兵器が造られ、それが国際テロ組織に渡ったら……。誇大ともいえる危機感に駆られたブッシュ政権の米国は、「フセイン政権は大量破壊兵器を持っている。攻撃される前に攻撃する」と宣言。イラクを攻撃します。しかし、大量破壊兵器は見つかりませんでした。

ブッシュ大統領は、フセイン政権さえ倒れれば、イラクは民主化されると簡単に考えていましたが、そうはいきませんでした。イラクには、アラブ人とクルド人が住んでいる一方、宗教ではイスラム教のスンニ派とシーア派に分かれていました。フセイン大統領は、スンニ派を優遇し、シーア派やクルド人を弾圧してきました。

フセイン政権崩壊後、米国主導で総選挙が実施されます。選挙をすれば、シーア派が国民の多数を占めていますから、新政権はシーア派中心になることは明らかでした。新政権は、フセイン政権時代の恨みを晴らそうと、スンニ派狩りを始めます。これに対し、スンニ派は抵抗します。この混乱の中から、スンニ派の過激派組織が誕生します。これがISの前身です。

正しい歴史。たいへん勉強になります。ISは共和党のブッシュ政権によるイラク攻撃がきっかけだったと理解しました。