日韓連携機運を優先 元慰安婦支援に10億円拠出 少女像、進展ないまま

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06023850T10C16A8EA2000/

拠出で合意してから、日本政府が実際に支出手続きに入ると表明するまで半年以上かかった。この間、日本側は主に2つの要求をしてきた。一つは日本が拠出する資金の使途だ。「元慰安婦の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのため」という財団の趣旨外の事業に使われれば、国内でくすぶる日韓合意への不満が顕在化しかねない。

もう一つは少女像の移転問題だ。自民党内の保守系を中心に、韓国側が少女像を移すまでは資金を拠出すべきではないとの声がある。だが韓国内で慰安婦問題の象徴となっている少女像の移転はなかなか進まない。

このタイミングを選んだのも理由がある。15日に朴大統領が日本からの解放記念日の式典で演説する。韓国国内では昨年末の日韓合意への批判が根強く、再交渉を求める声も多い。日本側が少女像の早期移設にこだわり資金拠出が遅れれば、合意に応じた朴政権が国内世論に追い込まれ、合意の履行が困難になる。その結果、日韓双方が発表した今回の合意は、互いに慎重論を抱える国内向けに都合の良い解釈ができる玉虫色の内容となった。

双方の思惑ありますが、今回、解放記念日のタイミングもあって日本から歩み寄った形ですね。保守系反発は強まるでしょう。