「イスラム国」解体の始まり モスル解放 イラク、復興へ長い道のり

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM09H8V_Z00C17A7FF8000/

2014年以降の原油価格の低迷で、イラク政府の財政は厳しい状態が続く。復興財源の確保は困難が予想される。アラブ諸国や国際社会の支援が不可欠だ。

モスルではオスマン帝国の時代から、スンニ派、シーア派、クルド人、ユダヤ教徒らによる共同体が存在していた。宗派間の対立が激化したのは、戦後の国家づくりの過程で利権争いが激しくなったためだった。今回もモスル復興の主導権争いが情勢を複雑にする懸念がある。

過激思想を広げる背景になった中東や欧州の課題は残る。アラブ各国の宗派・民族の対立や非民主的な体制、欧州で疎外感を受ける中東系の移民の若者や、行き場を失った難民への対応などだ。別の場所で別の過激派が、ISの活動を引き継ぐ懸念はくすぶる。

モスル奪還は大きいと思いますが、ローンウルフもたくさんいるでしょうし、世界からISの驚異が去ったとは思えません。