シリア内戦の行方 米軍攻撃が問う人道的介入

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15878450Y7A420C1TCL000/

国連憲章は原則として武力行使は禁じているのですが、国連決議がある場合と、自衛権を行使する場合という2つのケースを例外としています。トランプ大統領は「化学兵器の使用と拡散を防ぐことは、米国の安全保障の上で非常に重要な国益である」と強調したと報じられました。自衛権に基づいていれば、正当性があることを示したかったのでしょう。

指摘しておきたいのは、学生の意見にもあった「人道的介入」の是非についてです。1990年代。旧ユーゴスラビアを構成していたセルビアと自治州コソボの分離独立を巡る対立です。政府の住民弾圧が激しくなり、NATOは自治州の住民保護のため軍事介入しました。その是非をめぐって、国際世論は大きく揺れました。

住民保護はどこまで許されるのか。たとえばロシアはウクライナに介入し、クリミア半島を編入してしまいました。バルト3国では、リトアニアやエストニアにいるロシア系住民の保護を目的に、ロシアが介入するかもしれないという懸念が強まっています。

個人、国のもつ人道的介入観によって左右されますね。歪んだ介入観によっての軍事介入の懸念は強まっています。