米決議案 修正に賭け 対北朝鮮「最強の制裁」弱める 中ロと駆け引き続く

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21010630S7A910C1EA2000/

米国の譲歩を巡っては2つの見方がある。1つは制裁の早期採決を優先し中ロに歩み寄らざるを得なかったとの観測だ。核実験強行を受けた緊急会合からわずか1週間で合意を目指す異例の短期交渉で、中ロによる拒否権行使を避けるために瀬戸際で譲歩したとの見方がある。

もう1つは原案を示した時点で譲歩のシナリオは描かれていたとの見方だ。中ロは北朝鮮が大混乱に陥る石油の全面禁輸は受け入れにくい。そもそも北朝鮮の石油調達への規制は初めてだ。原案で高いボールを公然と投げかけ、制裁決議の土壇場で譲歩することで中ロのメンツを立てる米国の戦略との読みだ。

安保理決議は中ロが棄権した場合、全15理事国中9カ国以上が賛成すれば決議は採択される。拒否権を発動すれば国際社会による中ロへの批判は強まる。米国は11日の採決に向けてまずカードを切った。次の焦点は中ロの対応だ。厳しい制裁の阻止に向けて共同歩調を取ってきた両国の姿勢には微妙なずれもみえる。

中ロの決断に注目ですが、一連の対応で中ロにとっては北朝鮮をほんとうに都合よく活用したいのだなと分かりました。