円上昇、歯止め弱く 今後3カ月見通し「105円」の声も

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDF07H11_X00C16A4EA2000/

年明けから円高が進むなかで大きな歯止め役になってきたのが米経済の好調と米利上げ観測だ。だがFRBのイエレン議長が足元の雇用統計などの指標が堅調であるにもかかわらず「利上げは慎重に進める」と発言したことで利上げ観測が大幅に後退。円高に拍車がかかった。

だめ押しとなったのが首相発言だ。3月半ばに一時、110円台へと急速に円高が進んだ際には政府・日銀の為替介入への警戒感が円高にブレーキをかける役割を担った。だが首相が米紙インタビューで「恣意的な介入は慎む」と語ったことで介入への警戒感が一気に薄れ、円高に歯止めがかからなくなってきたのが現在の状態だ。

今後の焦点は4月14~15日のG20財務相・中央銀行総裁会議だ。世界経済に強気の見方が示されれば、米利上げ観測が復活し、円高の抑止材料となるかもしれない。逆にG20がより悲観的な認識で一致すれば、円高に拍車がかかる可能性もある。

米などは為替介入に批判的なので、サミットを控えている状況で為替介入は難しいとの観方が強いです。