イシグロ氏、「記憶の中の日本」大事に 緻密な文体で世界魅了

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21959290V01C17A0EA2000/

ノーベル文学賞に決まったイシグロ氏が、30年ぶりに日本を訪れたのは1989年。「日の名残り」でブッカー賞を受賞した年のことだ。長年戻らなかった理由について「子供の頃の記憶に残っている日本や、自分の想像の中で育んできた日本のイメージが、現実と出合って壊されてしまうのが恐ろしかったからではないか」と語っていた。

長崎とおぼしき土地を舞台に日本人画家を主人公とした長編「浮世の画家」など日本を描いた作品でも、自分の頭の中にあるイメージを追いかけた。それが作品に国境を越えた独特の雰囲気を与えている。

英国の伝統文学やチェーホフ、ドストエフスキーなどのロシア文学以外に、谷崎潤一郎、川端康成らの日本文学の文体の影響も受けている。その結果、生み出された緻密な文体も世界中で読者を得ている理由といえる。

インドなんかでもすごい人気だそうです。「日の名残り」は映画は観た記憶があります。他の作品もこれを機に読んでみたいと思いました。