民泊狂騒曲 規制だけではダメだ

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS20H0W_R20C16A1EA1000/

政府は民泊のルール作りを急いでいる。民泊は経済成長の芽と期待される一方、既存の旅館業界に大打撃を与えかねない。安倍はうまく対応すれば旅館と共存できるとの思いをにじませた。一方、石破は地方創生の観点から安易な規制緩和にクギを刺した。

厚労省が調整を進めるなか、安倍は「八田さんが言ったように対応すればいい」と漏らした。首相官邸は、アジア成長研究所長の八田達夫が提唱する特区方式の全国拡大を尊重しなければ、数少ない有望な成長市場を失いかねないとの方向に傾く。厚労省案は「規制強化」(内閣官房幹部)と映った。

首相補佐官の和泉洋人は各省の民泊担当者を集め、厚労省案だけでは不十分として、政府全体の民泊への取り組み方針を示した。第1弾として厚労省案で不正などを防止し、第2弾で自由度の高いルールをつくる――。業界の利害調整に火種を残すが、民泊制度は進み始めた。

旅館業界が自民党の有力な支持団体であることなど、民泊議論の構図が多少見えました。