攻防・財政健全化 幻の歳出上限59兆円

http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS26H44_W5A620C1EA1000/

安倍の財政運営の方針は一貫している。歳入面は消費税率10%超への増税は封印し、成長による自然増収に期待する。歳出面で具体的な目標数値は設けない。この2つの考えを甘利や官房長官の菅義偉、内閣府幹部ら「成長重視派」に伝え、調整を委ねてきた。

「歳出カットがさらなる歳出カットをうめばギリシャのようになる」。安倍は周囲にこう語る。ギリシャは財政健全化のための歳出削減が危機の傷口を広げた。過度な歳出抑制が経済の腰折れを招く展開は避けたいとの思いが強い。

決着させたのは甘利と財務相の麻生太郎だった。2人で話した後、一般歳出の伸びを過去3年間と同じ1.6兆円にする「目安」の明記で合意した。経済や物価動向次第で実際に歳出抑制するかを留保する表現も入れた。

背景が見えるので面白い。安倍さんも甘利さんも菅さんも財務省には不信感があるとのことで、実額目標は出したくないのもある様子。


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